Yufu Blog

ピアニスト、伴奏者、ピアノ講師をしています。 桐朋→ Manhattan School of Music(NY)卒業

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ピアニスト・ピアノ講師の Yufu のブログです♪

今からでも遅くない! 楽譜が読めない人の3つの特徴とタイプ別解決法

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楽譜が読めない問題

同世代のピアノの先生に会うと「他のお教室から来た人が楽譜が読めないんだけど、そういうときどうしてる???」とか聞かれることが結構あります。


私はやり直します。


だって本人が一番困るじゃーん!(^ω^)
新しい曲になる度に、その子が覚えるまで何回もレッスンで耳コピさせるのは、はっきり言って時間の無駄じゃないですか。譜読みはおうちで済ませてもらって、その先をレッスンで深めていきたいわけですよ。(目が見えないとかなら話は別だけど)




楽譜が読めない人は何人も来たことがあるし、楽譜が読めない人用にソルフェージュのレッスンもしているのですが、今のところ皆ちゃんと読めるようになってます。



今回は「音読み」に関する楽譜が読めない人の特徴と解決法をご紹介したいと思います💁‍♀️
リズムに関してはまた別のお話☆




楽譜が読めない人のタイプ

楽譜が読めない人は、だいたい以下の3タイプに分けることが出来ます。

ご自身やお子さんがどのタイプに属するかご確認ください(*´ω`*)

記憶タイプ (耳コピ)


読めないだろうと思って、横から教えてくれる人がいる場合は読めない人が多いです。

レッスンでよく弾けてるなと思っても実は全然自分で考えていない場合が多くて、「この曲は家でお母さんが教えてくれたからわかるけど、次の曲は教えてもらってないから音わからないよ」とか言い出します。

子供の可能性をみすみす潰してしまうので、自分で考えて読めるまでじっくり待っていてあげてください。


先に誰かが弾いたものを、そのまま耳コピするのもこのタイプ。

耳コピだと耳は良くなるんだけど、全く楽譜が読めないから、自分が弾きたい曲を楽譜を見て自力で弾くことが出来ないっていう弊害がある。
そしてよっぽど素晴らしい耳を持っていないと、音数が増えて、複雑な構成の曲は弾けない。


指番号で推測タイプ


音なんか全然見てません。

ポジション移動しない曲に慣れてきた弊害で、もうこの指番号が来たらこの音だ、と決めつけちゃう。

このタイプの人は、お耳も全然使っていない人が多いので、下手すると右手と左手を全然違う調で弾いてたりします。
聴いてる方はジャイアンのコンサートみたいですごく気持ち悪いけど、感覚が鈍感になっちゃってる。


ルビ読みタイプ

突然だけど、この画像を見てほしい。


私がハイライトを引いている箇所を右から順番に3つ見ていってほしいのですが…

返伝へんでん
允可いんか返伝
❸ 允可返伝

これ、全部すらすら読めました?


❷、もしくは❸が出てきたときに、一瞬「何て読むんだっけ?」って思わなかった?



「允可」も「返伝」も事前にルビを振ってあって、特に疑問にも思わずすらすらっと読めたのに、ルビが無くなると一瞬分からなくなるでしょう。


それってルビだけ見て、漢字の方をほとんど見てないんだよね。



これと同じで、楽譜にいちいち音の名前を書いていると、そちらばかりに目が行って、楽譜そのものを見なくなってしまいます。


ちょっと例を出してみましょう。


同じ「ラソド」というフレーズが2回続きますが、
1小節目はラソド、2小節目はラソド「ド」の音の高さが変わったことに気がつきましたか?


気がつかなかった人は、ルビがあるせいで楽譜が読めない危険性があるので要注意です。
簡単なものは読めても、音の数が増えるとパニックに陥る可能性大。和音とかめちゃくちゃになるよ。


それぞれの解決法と対策

記憶タイプ

動画と音源を断つ

「YouTube見て覚えて弾いてます」っていう人、いる!!


YouTubeって変な演奏載せてる人がゴマンといるのに、それを真似して読譜ミスも、テンポ感も、変な抑揚も全部コピーしちゃう人がいるのね。
演奏聴いてたら、何か聴いて真似したなってすぐ分かります。


だから動画は見ない。音源も聞かない。
先ず自分の力で読譜して、「ここはどうやって弾いたらいいんだ?」と自分自身で疑問に感じて、考えて、それでも分からなかったらそこでようやく聴いて、参考にする。

楽譜を見るように仕向ける

弾いてるうちに覚えて楽譜を見なくなるタイプもいます。

このタイプは初級の段階で結構いて、保護者の方に「覚えちゃって楽譜を見なくなるんですけど、どうしたらいいですか?」とよく質問を受けます。


楽譜を自力で読めるんだったら、どんどん色んな曲を読むことで初見の力がつくので、とにかく沢山読んできてくれたらいいのですが、
中には「楽譜を読みたくなくて頑張って無理矢理覚えてる」タイプの人もいるんですね。これが要注意。


間違えた音も気がつかずにそのまま弾いている場合、「ちょっと音が違うから、この辺りからもう一回弾いてみて」などと声をかけます。
何処を間違ってるかあえて言わないことで、注意深く楽譜を見るように仕向ける目的があります。
自分で気がついて直せるのであれば、大丈夫。ちゃんと楽譜を読む力がついています。


記憶タイプの人には、楽譜を見るように仕向けるのがとにかく大事です。


そのために、取り出し練習や、ランダムに途中から弾く練習を毎日ひたすらやる。
最初から最後までバーっと通してる人は記憶、および惰性で弾いてる可能性が高いです。
曲を途中から弾けない人や、片手だけで弾けない人は、記憶しているだけで、楽譜見てないよ。


リズムを変えて弾いてみる「リズム練習」も効果的です。
音が分からなくなったら楽譜をじっと見るくせが付きます。


指番号で推測タイプ

音域に幅がある曲をやるべし

このタイプは音の進む流れは読めるわけだから、とにかく色んなポジションの曲をやればOK。


すこし飛んだり、5指でおさまらない音型も積極的に読んでいくことで、少しずつ音譜の方に目が行くようになります。



↑こういう音型のとき、指番号で推測タイプは「ドミソ ドファソ」って弾きやすいので要注意!


最初から音が飛びまくる曲をやると混乱しやすいので、上の楽譜程度にちょっと手が広がるようなものから少しずつ進めていくといいです☺︎



ルビ読みタイプ

同じ音は書かない

ルビ読みタイプは、楽譜への書き込み方を注意。


たとえば最初の音が分からなくて「ミ」って書きますよね。


そしたら次の音はもう「ミ」って書かないで。


同じだから見たら分かるでしょ!
ずっと書きまくってたら、楽譜を見ないクセがつくので、同じ音にはなるべく書かないこと。


漢字や英単語の読みを覚えるのと同じ要領です(*´ω`*)


なるべく音名を使わない書き込みにする

たとえば、順番に音が上がったり下がったりする場合は矢印だけ書く。

私は、子供には上行は赤、下降は青で書きますが、どっちの方向かが分かれば、別に普通の鉛筆でいいです。


一つ一つの音をバラバラに読むんじゃなくて、流れで読むくせをつけること。
言葉で例えるならば、「り」「ん」「ご」と一文字ずつ読むんじゃなくて、「りんご」と単語としてひとまとまりで読めるものを、少しずつ増やしていく



最初の音がわからなかったらそこだけ音名を書いて、そこからは流れで読む。最初は出来なくても、だんだん慣れてくるので大丈夫。


一個飛ばしの音も、分からなかったら自分なりに書き方を決めて書いちゃう。
私はこんな感じで書きます。

スマホに指で書いてるからへろへろの線ですみません。゜( ゜^∀^゜)゜。


その内だんだん音が読めてくるようになるはずだから、分かってきたら書かないようにして、書いたものは少しずつ消していくといいです(*´ω`*)


まとめ

楽譜読みのコツは色々ありますが、今回はタイプ別にご紹介してみました。


少しでもお役に立てれば幸いです。
ご自分のタイプが分かれば対策法も見えてくるので、是非やってみてください^^
質問などもお気軽にどうぞ♪


自分で楽譜が読めるようになると、一人でもいろんな曲に挑戦できるようになるので、読めるようになるまではちょっと大変ですが頑張ってください٩( 'ω' )و



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