Yufu Blog

ピアニスト、伴奏者、ピアノ講師をしています。 桐朋→ Manhattan School of Music(NY)卒業

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ピアニスト・ピアノ講師の Yufu のブログです♪

バイオリンとピアノの違い

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来週の発表会でバイオリンの生徒さん全員の伴奏を担当することになったので、譜面を預かったのですが、面白いことを発見しました!


スズキメソードの教本をぱらぱらと眺めていたら、
なんとなんと第1巻と第2巻で同じ曲が!!


上が第1巻、下が第2巻です。



よく見たら調が違います(゜∀゜)

第1巻→ A Major (#が3つ)
第2巻→ G Major (#が1つ)



これはもしかして、Aは開放弦だし、バイオリンでは A Major のほうが弾くのが簡単で、先にこの調で練習して、知ってる曲を G Major でもやってみましょうということなのか? と、バイオリン未経験ながら、なんとなく推測(^ω^三^ω^)笑



気になったので、即バイオリニストの友達にLINEしてみたところ……

私の推測は正しかった模様!!*\(^o^)/*




ピアニストからしたら A Major の方が、どちらかというと複雑(G Majorは#、つまり黒鍵で弾くものは1つだけでいいのに、A Majorになると黒鍵が3つに増えるから)なのに、こういう違いは面白いですね(^q^)





ちなみに成田先生にも聞いてみたところ、G Majorになると指使いが難しくなるらしいです。

彼女の解説がちょっと難しかったので(笑)、私の解釈によると…

G Majorで弾くと、A Majorのときには使わなかった弦を使わないといけなくなる

→いきなり新しい弦を弾くのは難しいので、ちょっとずつやりたい

「ロングロングアゴー」が最適!
ということみたいです(笑)



これ、ちゃんとどういう風に音を出すか知ってないとわからない話ですね(ノ∀`)



検索したら、レッスン動画がありました!
YouTubeってすごい(笑)


最初の方しか見てないですけど、この先生によると、A Majorとの違いは、

  • 第3弦を使うこと
  • その弦を使うことによって右手を上げたり下げたりしなくちゃいけなくなるので気をつけて

ってことみたいですね(゜∀゜)


勉強になるな〜笑
バイオリンの人からしたら当たり前のことなんだけど笑




余談ですが、色々インターネットで調べてみたら、
古代ギリシャで使われていた弦楽器の最低音は「ラ」の音だったということもわかりました。


そう考えると、英語やドイツ語の「A」、つまりアルファベットの最初の文字にあたるもの「ラ」の音を表すっていうのもわかる気がしますね。

https://kohayubass.com/read-music/音の呼び方:初学者のための音楽講義







今回の疑問によって、高校1年生のときにバイオリン科の友人が
「ピアノの子が『連打が難しい』って言ってる意味がずっとわからなかった」って話していたことを思い出しました。



ちなみに「連打」というのは、同じ音を続けて演奏することで、
たとえば「ラ」の連打だと「ララララ…」という感じになり、ピアノで弾くのは、速いテンポで出てくると難しい奏法です。


ピアノを弾かない人にイメージしてもらうとすると、ずっと同じ場所を高速で、かつ同じスピードでノックし続ける感じかな。
トントン、という緩やかな感じじゃなくて、ダダダダダダダダ…という感じ(笑)

しかもピアノというのは鍵盤を押さえて音が鳴るので、一度押さえてダウンした鍵盤が、きっちり上に戻ってきたときに次の音を弾かないときちんと音が鳴らないので、そういう意味でも難しい。




私はピアノ科なので、逆に彼女が何を疑問に思っていたのかが最初はわからなかったのですが、彼女の話によると、
バイオリンでは「連打」は、左手の指は同じポジションをずっと押さえてさえいれば、あとは弓を動かすだけなので、何にも難しいことはないそうです。

それを聞いたら、「あぁ 確かにそうだな」と思って、納得しました(ノ∀`)


それぞれの楽器で「難しい」とされる奏法が違うので、同じ「音楽」の世界でもシェアできることは違うということがしばしば起こるのですよね。面白い(^q^)




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