２月読了した漫画：22冊

どわーー、今日は夢の中で綺麗なドレス着て、チェロ弾いてました。ほとんど指で弾いてたけども。
美味しそうなケーキも出てきたけど、私は食べられなかった……。

さて、２月はいつもより本を読んだこともあり、読了漫画の数は減少してます。
狙ったわけじゃないのに「２」が並んでびっくりしてる…。笑

断トツで心に刺さったのは、ずっと読みたかった『しまなみ誰そ彼』。

ゲイ動画を見ていたことがクラスメートにばれてしまう男の子の話。

同じ作家さんの代表作であり、私が大好きな作品『隠の王』でも、Ｘジェンダー（男でも女でもない、または男でもあり女でもある）のキャラクターが出てきましたが、
作者の鎌谷さんご自身がＸジェンダーであることを公表されていることもあって、きっとジェンダーに関するご自身の経験とか、想いとか、そういうものがたくさん詰まってるんじゃないかなあと思ってしまうほど、ぐさぐさと心に刺さってきました。

ただでさえ、自分のことを誰かに打ち明けることは勇気のいることなのに、自分の意とは違う形で他人にぺらぺらと暴露されるのは、それは悲しいですよね。
○宮くんのこともしかり。

二年前に、一橋大学の男の子が亡くなった話、皆さん御存知ですか？
当時この事件を知ったとき、私は本当にショックで、悲しくて、やるせない気持ちになりました。
全然知らない人だけれど、この出来事は私の心に今だに傷のように残っていて、複雑な気持ちになります。

性的少数派の人々を指す場合、LGBT*1という言葉は、私は普段あえて使わないようにしています。だって、LGBTに含まれていない人達がいるから。
居場所がないみたいな気がして、さみしいじゃありませんか。
わたし、仲間外れは好きじゃないんですよね。
一人は好きなんですけれど、一人ぼっちは好きじゃないんです。
一人ぼっちって、一人になりたくないのに一人になっちゃった感じがするから。

ジェンダーはよくレインボーに例えられるけれど、LGBTでも、LGBTでなくても、名前があってもなくても、ひとつのカテゴリーに嵌らなくても、皆が心の感じるまま、そのままにいられたらそれが素敵だな、と思います🏳️‍🌈

自分が自分であることに後ろめたさや悲しい気持ちを持たずに、ありのまま生きていけて、色んなジェンダーがあっていいんだって、社会の人たちが当たり前のように思ってる世界になればいい。

『ぶっしのぶっしん鎌倉半分仏師録』も面白かった！

去年、TSUTAYAで見かけてからずっと気になってた作品なんだけれど、
普通の時代ものかと思っていたらファンタジーで、わたし、鎌谷さんが音楽好きなのは知ってたけど（『少年ノート』という歌に関するお話も描いていらっしゃるし、『隠の王』でも『しまなみ誰そ彼』でも、鎌谷さんの好きなクラシック音楽が登場する！）、仏像がお好きだったことは全く知らなくって、
こんなに語れるくらい好きなものがたくさんあるってすごいことだなあと思って、鎌谷悠希さんのことがますます好きになりました。

私の読書履歴の中でしばらく同点１位（36冊）のままだった西尾維新氏と鎌谷悠希氏でしたが、２月にようやく動き出しました。笑

そして、東村アキコさんの『雪花の虎』。

東村さん、まさかの歴史もの！
上杉謙信に女性説があったことを知らなかったので、すごく面白いアイディアとして読みました。

歴史が苦手な人用に、説明が入るところは読み飛ばせるようにコマを上下に分けて、『アキコのティータイム』なる作者の雑談＆要約が入ってくるので、歴史が苦手な人でも読める仕様になってるのがわらいました。
逆に気が散r(ry

東村アキコさんの参考文献も漫画が多いのが微笑ましい。

只今放送してる大河ドラマ『おんな城主直虎』にハマってることもあり、女性が男の世界を、それも戦乱の世を、逞ましく生きていくということを考えると、とてもぐっときました。
この漫画を読むと、謙信は本当に女だったんじゃないかと思いますね。気になる。