Yufu Blog

ピアニスト、伴奏者、ピアノ講師をしています。 桐朋→ Manhattan School of Music(NY)卒業

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ピアニスト・ピアノ講師の Yufu のブログです♪

坂元裕二 最新作『anone』でも「夫さん」呼びは健在!

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水曜ドラマ『anone』を観ています。



役者さんも上手だし、どことなく寂しい音楽や、画面の色が素敵で、毎週とっても楽しみなドラマのひとつです。


「夫さん」に、きゅん!

ところで、昨年放送された、同じ坂元裕二さん脚本の『カルテット』のときもそうだったけど、
配偶者の男性のことを「夫さん」と呼ぶの、とても好き。


坂元裕二さんの言葉の選び方って、とても好きなのですが、「夫さん」は特にきゅんとします。



そもそも、私は「主人」も「旦那」も好きじゃないのよね。



マッチョってなに?

二年前に京都を旅行したとき、立ち寄った本屋さんでこんな本に出会いました。

「マッチョって、筋肉むきむきのことじゃないの?」と興味本位で手に取ったのだけれど、本当の意味はそうではなく、
男性がもつという「強靱さ、逞しさ、勇敢さ、 好戦性」といった性質を基礎とした思想や信条、行動をあらわす言葉らしい。


本を読むと顕著なんだけど、要は「男尊女卑」に繋がる言葉らしい。


以下、wikipediaから引用する。

メキシコのスペイン語 macho(マチョ)「雄の〜」という形容詞が変化したもの。 machismo (マチスモ、もしくはマチズモ)は「男性優位主義」を指し、男性としての優位性、男性としての魅力、特徴を誇示する、という意味合いがある。
マッチョ - Wikipedia




川上未映子さんも警鐘を鳴らしていた


この記事を書くにあたってGoogleを徘徊していたのだけれど(笑)、作家の川上未映子さんも「主人」という呼び方がお嫌いだそうで、

対等なパートナーたる相手のことをふだんから無意識に「主人、主人」なんて言ってると、知らないうちに奴隷根性がすりこまれて、ここ一番というときに自立心が発揮できなくなる気がする

小さなことだけど、そうやって毎日使う身近な言葉から、子育ての関係性や夫婦間のバランスが変わっていくこと、本当にあるんだもの。

と、激しく警鐘を鳴らしていらした。


普段使う言葉から、自分でも知らないうちにそうなってしまうっていうのは、なるほど…と思いました。


「名は体を表す」じゃないですけど、言葉の持つ影響力って、やっぱりあると思うんですよね。



「夫さん」を広めたい


ここで、元の話に戻るのだけれど、

結婚して「うちの主人は〜」って言ってる友達を見ると、私は口にこそ出さないが、「あぁ〜この人、自分の夫を“主人”と呼んじゃう人なんだ」と内心思う。
「主人」って、「聞こえ」は良いんだけどね。下品な印象を与えないから。


でも、夫のことを「主人」と呼ぶなんて、「え、あなた飼われてるの?」ってなっちゃうんですよね。
世代によっては仕方ないのかなっていうのもあるけど。

「おかえりなさいませ、ご主人様」じゃないけど、お仕えしてるみたいじゃない。今時。


「旦那」も同じような理由で、好きじゃない。
そんなに皆、深く考えないで使ってるのは分かってるんだ! だからこちらも、いちいち突っ込まずに流すのだけれど。


しかし、こちらも今まで他に言い方がなかったもので、
例えば、ご夫婦それぞれを知っているけど、女性だけに会った場合、
「彼にもよろしく伝えてね」という意味のことを言いたいとき、
特に彼を名前で呼ぶほどの仲ではない場合(笑)、
なるべく気軽に「旦那さんにもよろしく」と言うのだけれど、言いながら自分でも違和感があるというか、実はかなり不本意に言っている。
「ご主人様」は、かなり抵抗があるので、私はなるべく使わない。仕えさせたくない。。笑


そこに出てきた「夫さん」!
「夫さん」だと夫婦が対等な感じがして嬉しいし、響きもちょっと可愛い。
この呼び方が世の中に広まって、一般化するといいなーと思ってます。えへへ(ω´∀`ω)

忘れっぽい天使(Vergesslicher Engel):クレーの天使


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