Yufu Blog

ピアニスト、伴奏者、ピアノ講師をしています。 桐朋→ Manhattan School of Music(NY)卒業

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ピアニスト・ピアノ講師の Yufu のブログです♪

12月 読了した本:5冊

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いつの話をしているんだって感じですが、昨年12月に読んだ本のまとめです\(^o^)/


今年の1月からは英語多読を始めたので、それもあって読了本のまとめ方はまだ考え中です(^ω^三^ω^)



ケーリヒ・エストナー/池田香代子『飛ぶ教室』

ボクサー志望のマッツ、貧しくも秀才のマルティン、おくびょうなウーリ、詩人ジョニー、クールなゼバスティアーン。個性ゆたかな少年たちそれぞれの悩み、悲しみ、そしてあこがれ。寄宿学校に涙と笑いのクリスマスがやってきます。

すごく好評価されていたので読んでみましたが心温まる話で、また偶然にも12月に合っているストーリーで、クリスマスシーズンのタイミングで読んで良かったと思えた本でした。


著者のエストナーさんはナチス政権下に、命懸けで書いたそう。それを知ってから読むと、また一層この世界が深く味わえるかも。

「平和を乱すことがなされたら、それをした者だけでなく、止めなかった者にも責任はある」

エストナー氏の思いが多くの子どもたちに、そして大人たちにも届いているといいな、と願ってしまう。


Leslie Patricelli『Fa La La』


Leslie Patricelliさんはこのシリーズでたくさん絵本を出しているのだけど、このときに初めて読みました!
とにかく可愛い! 小さい子でも一人で読めると思いますし、絵を見てるだけでも色んな発見があって楽しい。


おすすめです◎:)


Lucy Cousins『Maisy's Christmas Presents』


メイシーちゃんシリーズは子どもの頃から大好きなのですが、この本もとても夢のあるものでした!


最後にメイシーちゃんから読者にプレゼントもあります!これがサプライズ。
とっても楽しかった!


鈴木大介『脳は回復する 高次脳機能障害からの脱出』

41歳で脳梗塞を発症。リハビリを重ね、日常生活に復帰した「僕」を待っていたのは「高次脳機能障害」の世界だった!
小銭が数えられない、「おっぱい」から視線が外せない、人混みを歩けない、会話が出来ない、イライラから抜け出せないの「出来ないこと」だらけに加えて、夜泣き、号泣の日々。『脳が壊れた』から2年、著者はいかにして飛躍的な回復を遂げたのか。
当事者、家族、医療関係者、必読の書。

高次脳機能障害ってどういうものかなと思って読んでみました。


著者の鈴木大介さんは元々ルポライターの方だそうですが、41歳で脳梗塞になり、自身の体験を記録してまとめています。
普通のひとだったら、病気と闘うことだけで精一杯だと思うので、こうやって書き残しておくこと、そしてそれを出版して多くの患者さんやその家族を勇気づけてくれることは、とっても素晴らしいことだと思います。


とても苦しんだことと思いますが、明るく書いてくれているので、サラッと読めちゃいます。
とてもタメになりました。


杉浦日出夫『バッハ インヴェンション こころの旅』

指ではなく最初に「こころ」が動き始めれば、こんなにもバッハは楽しい!ピアノ指導歴約60年待望の著書ついに刊行!

ずっと読みたかった本。やっと読みました!


「バッハは宗教との関わりが重要」ということは知ってはいましたが、実際どのように聖書と繋がっているのか、明確に理解することが出来ました。
実は初めてアメリカに行ったときに受けたレッスンで意味がよく分かっていないところがあったのですが、先生の解説のお陰で「あれは、そういうことだったのか!」と数年越しに理解することが出来ました(笑) 有難うございました。


これから読まれる方にひとつ注意点があるとすれば、必ずしもインベンションの分析本ということではないです。
結構話が飛んでいくことが多いので、インベンションについて勉強しようと思って読むと「…?」となるかもしれません(笑)



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