Yufu Blog

ピアニスト、伴奏者、ピアノ講師をしています。 桐朋→ Manhattan School of Music(NY)卒業

Yufu Blog

ピアニスト・ピアノ講師の Yufu のブログです♪

明日の本番のお知らせ

宣伝です*\(^o^)/*

明日、千葉県柏市のさわやかちば県民プラザホールにて、伯母のピアノ教室の発表会があります。
今年も特別出演として、出演させていただくことになりました。


今回は25周年なので、色々と楽しい企画が満載だそうですので、お楽しみに!
入場無料ですので、お近くの方は是非いらしてください。

▼プログラム
http://ctashirops.org/Piano/pdf/2018pro.pdf



今回はオープニングで従姉と連弾もやります。


事あるごとに「連弾やりたい」と言っていた私の意向を汲んでくれたようで、私のやりたい曲を弾けることになりました。
ちなみにクラシックじゃないです。何を弾くのかは事前にネタバレしたらいけないのかな?
皆さん知らないかもしれないけど、私が昨年どハマりしてたゲーム音楽から数曲弾きます。
Yufu Blogの読者の方なら知ってるかも。笑



ソロは「今回はクラシック以外で!」とのお話でしたので、
カプースチンの演奏会用練習曲から『パストラール』、ソンドハイムのミュージカル『カンパニー』よりピアノ編曲もの『You Could Drive A Person Crazy』の二曲を弾かせて頂こうと思っています。


どちらも気軽に聴ける音楽です。



今回、曲目を選ぶのにかなり迷ったのですが、たぶん皆さんがイメージする私とは違う感じの曲目になったんじゃないかなと思ってます。
一応私なりに時期と、あと25周年ということで明るい曲を選んだつもりです。


どちらの曲も私にとっては新曲なのですが、まーー難しい。
難しくは聞こえないですが、まーー難しいです。




カプースチンは、弾きにくいのは知ってましたが、
昨年、川上昌裕先生の講座を聞きに行ったし、
友達が「若いうちに難しいものに挑戦しておかないとダメなのよ!」と言っていたのがやたらと耳に残っていたので、私としては敢えて修羅の道を選びました。笑


もうね、カプースチンはバッハです。



仕上げる練習方法がバッハと同じ。

ニューヨークの試験で平均律の長大なフーガを研究してたときと何ら変わりない。
研究しまくったお陰で良い点数取れて、審査員の先生方から身に余る高評価を頂けましたが。

▲当時、苦戦した跡


即興が主流の中、全部音を書き込みしてくれてるっていうのも一緒だし*1
カプースチンはバッハだなあと思いながら練習してます。


舞台で弾くのが恐ろしいのも一緒。
はっきり言って怖いです。事故ったら取り返しつかないし。


でも、20代後半になっても、この恐ろしさを与えてくれる場があるって、幸せなことだなと思います。




ソンドハイムの編曲ものは、ニューヨーク時代の先生が行った ソンドハイムの曲をピアノ用に編曲する大規模プロジェクト"Liaisons: Re-Imagining Sondheim" のなかの一曲です。
昨年ようやく楽譜が出版されたので、記念に私も一曲弾きたいなと思って、この中から聴きやすく、楽しい曲目を選択しました。

楽譜の中には「突然のバーレスク(ストリッパーのように!)」「こそこそする(泥棒猫のように!)」「突然ドラマティックに(偉大なるリストを凌ぐ!)」「(この4小節は簡単なので、観客に笑顔を振りまくのに最適な時間)」などなど、細かく様々な書き込みがあって、見てるだけで楽しいです。


他の曲もいろいろやってみたいな〜と思いつつ。


めちゃくちゃ緊張しますが、
この良い緊張感をじっくり味わって、楽しんでPLAYしてきたいと思ってます。



良かったら聴きにいらしてください♪♪*\(^o^)/*




人気ブログランキングへ
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

*1:バッハの生きていたバロック時代は、旋律とともに「通奏低音」という和声を表す数字(現在の「コード(chord)」のような感じ)を書き記すだけの楽譜が主流だった。音楽辞書イミオン
カプースチンも、ジャズミュージックは即興が主流のなかで、バッハのように音を全部書き込んでいる。

【読了本】西尾維新『人類最強の純愛』は果たして婚活小説と言えるのか


人類最強・哀川潤シリーズ第2弾!

人類最強の純愛 (講談社ノベルス)

「よっし、いいぜ。どこへなりともエスコートしな」
人類最強の請負人・哀川潤。再び忙しい日々を送る彼女のもとへ一人の青年が現れた。彼が発する圧倒的な敵意は、哀川潤をどこへ誘うのか!? 『戯言』とは真逆に、『人間』離れし過ぎた、『最強』のアドベンチャー!

人類最強にまつわる短編を集めた本。

収録内容は、「人類最強の熱愛」「人類最強の求愛」「人類最強の純愛」「哀川潤の失敗 Miss/ion 1. 4321枚の落書き」「哀川潤の失敗 Miss/ion 2. 仲間割れ同好会」の5作品。


決して潤さんのキャッキャウフフなラブロマンスを期待することなかれ。人類最強の語る「愛」は、常人の想像することと違う。
一応、作者からすると、これは哀川潤の「広義の婚活」にあたるそうなのですが。「婚活」の定義とは。笑



「最強シリーズ」とは

「最強シリーズ」は、西尾維新氏のデビュー作『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』から始まる「戯言シリーズ」の関連作品。

西尾維新氏が影響を受けた作家のなかに森博嗣さんがいるけど、『クビキリサイクル』は確かに森氏の『すべてがFになる』と通ずるところがある。
読んだことある方ならわかると思うけど、「天才が集まる孤島」という設定がもう「ああ〜…」って感じでしょ。笑

ちなみに、関連作としては他に、殺人鬼集団・零崎一賊の「人間シリーズ」もあります。
私が「戯言」でいちばん好きなキャラクター、零崎人識くんが主人公の作品も四冊出てるので、私はそれを推したい。

戯言シリーズファンにおすすめ


「戯言シリーズ」好きの私としては、哀川潤の「最強シリーズ」は放っておけず、連載当時から気にはなってたのですが、ようやく読みました。
最近、読書量が足りてないので読み始めるのも読み終わるのも、本当に遅くってだめね。
という反省を挟みつつ、実はまだ第1弾すら読んでないのに、第2弾を先に読みました。間違えて買ってしまったからという単純な理由です。細かいこと気にするなよ。

第1弾の内容も折々に挟まれるので、読んでおいた方が楽しいでしょうが、
第1弾は読んでなくても全く問題なしです。

ただ、戯言シリーズを読んでない人にはオススメしないかな。
なぜなら、この本からは哀川潤の人類最強さがあんまり見えないから。やっぱり哀川潤ファンとしては、哀川潤の最強な部分を見てほしいからね。先に失敗談を読んでも…という感じ。これだけだと、潤さんの良さが伝わらない!!笑

そして、この作品だけ読んでもキャラクターの関係性やなんかが意味不明だと思うので「戯言遣い? はて?」「ER3システムって何ぞ??」と疑問符だらけになりそう。


刊行されてる「最強シリーズ」は全部で三冊


最強シリーズ第1弾『人類最強の初恋』、第3弾『人類最強のときめき』の二冊も、実はもう買い揃えてあるので、私は読もうと思えば読める。今のところ積読…😭

短編集だから、ランダムに好きな巻の好きな話を選んで読んでも面白そう。



どの話も面白かったです

久しぶりに西尾維新氏の文章を読んだので、最初「うわー、出た! この文体面倒くさいな」感があったのですが(笑)、面白かったです。
一応これでも西尾維新好きな人の感想なんだ!笑

私は、意外にも「哀川潤の失敗」の二作が好きでした。
記事のように書かれた文章が新鮮で良い(^q^)❣️
こういう実験的な試みは大好物です。

潤さんファンなら是非読むべし!


人気ブログランキングへ
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村