Yufu Blog

ピアニスト、伴奏者、ピアノ講師をしています。 桐朋→ Manhattan School of Music(NY)卒業

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ピアニスト・ピアノ講師の Yufu のブログです♪

【読了本】森川 陽太郎『絶対的な自信をつける方法 〜弱い自分のまま強くなれる47の方法』に学ぶメンタルトレーニング

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絶対的な自信をつくる方法

単行本のタイトルは、『絶対的な自信をつくる方法---「 OKライン」で、弱い自分のまま強くなる』みたいです。
わたしは電子書籍を購入し、三時間程度で一気に読了しました=͟͟͞͞ʕ•̫͡•ʔ=͟͟͞͞ʕ•̫͡•ʔ=͟͟͞͞ʕ•̫͡•ʔ



誰だって、緊張することはある。


先日、知り合いのピアニストとお食事する機会があったのですが、「緊張ってする?」という話題に。
わたしは、子どもの頃はまったく緊張しなかったけど、高校生あたりから急に緊張し始めたタイプ!

「練習しなくても、反対に練習しまくっても、自信が持てなくて不安」という話に、「わ、わかるぅ〜〜!!( ;∀;)」となってしまいまして。
堂々として見える人でも、そんな風に思うものなんだなと思ったりʕ•͡౪•ʔ

私が子どものときは、先生から「『緊張』→『ワクワク』に言い換えなさい」と教わっていて
その暗示が効いてたのか単にバカだったのか自信過剰だったのか、本番のときは、本気で心からワクワクしていたものですが(「緊張ってなに?」という子どもだった)、
大人になるにつれて、己を知って余計なこと考えちゃうもんだよね(^ω^三^ω^)

この本の冒頭では、著者は「誰もが常に自信にあふれているわけではない」「自信をなくす瞬間は、誰にでもある」と強く主張しています。



著者について


森川陽太郎氏、メンタルトレーナー就任のお知らせ | フウガドールすみだ / FUGADOR SUMIDA Official Website
森川 陽太郎さんは、メンタルトレーナー。
元サッカー選手として、スペインやイタリアでプレー経験がある。
引退後、心理学やメンタルトレーニングを学び、27歳で株式会社リコレクトを設立。
「OKラインメンタルトレーニング」という独自のトレーニング方法で、トップアスリートや企業向けに「結果を出す」ためのサポートを行っているそうです(・ω・)

読んだあとに知ったけれど、プロゴルファーの横峯さくらさんの夫さんらしいです!
なんだ!だから横峯さくらさんのことがたくさん書いてあるのか! 許可取ってるのか心配してしまったよ!笑
「なんだ」と思ってしまった自分に、また「なんだ」と思ってしまった(^ω^三^ω^)笑


OKライン

“これができれば自分自身にOKをあげられる”基準となるラインのことをOKラインと言います。人は無意識に取り組んだ物事に対して”できたのかできなかったのか”を評価しています。目には見えない、無意識に作り出している評価基準。それがOKラインなのです。無意識に行っているOKラインの設定を、自分に合わせて設定していくことで自信を持てる自分に変わることができるのです。
OKラインメンタルトレーニング | メンタルトレーニングならOKラインのリコレクト

OKラインが高すぎても自己否定に繋がってしまうし、低すぎても自己肯定感を得ることは出来ない。
絶妙な目標を作ることが重要ということですね(^ω^三^ω^)


余談だけど、内村航平さんの話をさせて

これは、OKラインとは関係ない話なのですが、私の尊敬する人のひとりに体操の内村 航平選手がいます。

プレッシャーに強いし、緊張しないらしいし、「自分の調子を1%単位で表せる」発言などなど、
常に自分のベストを出している感じで、素晴らしい選手だな、きっと自分にとても厳しい人なんだろうなと思っていたのだけど、
昨年末に放送していた『アナザースカイ』という番組で、彼がロンドンに行っていたとき、
「ハリー・ポッター好きなんですよ。僕多分ふつうに好きとかじゃなくてめちゃめちゃ好きですよ」と言ってる割に、実際のロケ地の前にいても「え、どれ? これでしたっけ?」ってきょとんとしてたり、「あれ!?!?(^ω^三^ω^)」って感じでした。
なんか、ちょっと意外で(笑)

もしかして、この人は「自分はまだまだ」と追い込んでいく感じではなくて、「自己肯定感が強い」人なのかなと思ったんですよね。
これでよかったんだ、とちょっと拍子抜けしたというか。
『絶対王者』って、もっと抜けのない人なのかなと思ってたら、すごく可愛い男の子だった。

内村選手って「OKライン」のような、着実な目標設定やマインドコントロールが出来る人なんだろうな〜と思います。



本の感想

普段は、こういうタイプの本は読まないんだけど、
簡潔で分かりやすい文章・構成で書かれているので、かなり読みやすかったです。
まさに今、心が折れてる人にも読みやすくてオススメ。

私は、一回読んだだけではまだ浸透していないこともあるけど、今まで自分が成功したときに無意識にやっていたこと・失敗したときにやってしまっていたことが文章化されていて、はっとさせられました。

たとえば、「やったことリスト」を作るというのは、NYにいるときにやってました。
練習記録をノートに書き残してたんですよね。
最近は、記録をつけずに頭の中で考えてましたが、可視化することで自己肯定感が得られるのであれば、もう一度やってみようかなと思います。

ほかには、「だめな自分を受け入れる」ということ。

今の日本はポジティブシンキング、「前向きであれ」という意識が強すぎる気がします。そのために「できない」とか「無理だよ」といったネガティブな感情は、最初から否定されてしまう。そうではなく、ネガティブな感情も含めて、自分の今の状態を丸ごと受け入れる。ネガティブな感情も今の自分の姿だと肯定すればいいのです。
Part1 OKラインで「弱い自分」のまま強くなる

ニューヨーク生活が始まったとき、英語が出来ないことにストレスをすこし感じたけど、「外国人なんだから出来なくて当たり前」「今のは日本語でも意味わからなかった」と図々しく思うようにしてたから、そこまで焦らなかった。
日本人の友だちに「ゆふちゃん、すごいね。私がニューヨークに来た時は、もっとパニックだった」と言われたけど、あのときはこれが出来てたんだなと思うʕ•͡౪•ʔ

もう一つ、印象に残ったのは、いつも三日坊主で終わってしまう人への文章。

がんばれば2日はできるかもしれない、調子がよければいけるかもしれないという、「かもしれない願望」は、頭の中から排除することが重要です。
OKラインは、確実に果たすべき、自分との約束ごとです。
「かもしれない」を持ち込むことは、実行する前に約束を破ってしまうことになります。
Part3 苦手意識とコンプレックスを、OKラインで克服する
24. テンション低めの目標設定にする

「OKライン」という、一口サイズで確実に達成出来る目標を設定するのは、やってみようと思う。
「確実に達成できる目標」をこなしていくのは、着実な感じがします。

無意識に高望みしちゃうけど、自分の「今」のコンディションをきちっと捉えて、「今」の自分に出来ることを一つずつやっていく。

自分が確実にできる目標を立てて、それを確実にクリアする。1日しかできない自分なら、1日は確実にクリアする。
OKラインを自分の実力に合わせて下げたことで、それまでは「この先、毎日起きなきゃダメ」だったのが「1日起きられればOK」になりました。
Part2 自分に合ったOKラインを設定する
23. OKラインで三日坊主を克服する

ただ、私は、これは心のどこかで「本当は毎日出来るようになりたいのに!」という思いが残って、自己否定に繋がってしまわないかな? と思うのだけれど(´・ω・`)
そう感じてしまうのは「だめな自分を受け入れる」が出来てないってことだから、、ってことなのかな。

うーーーーーん 難しいな。



結局、理想的なメンタルの持ち主って

PLAY
菅田将暉だよね。

いや、結局よ。笑

ほめられたという事実を受け入れて、「ほめられてうれしい自分」の感情に素直になり、自己肯定する習慣をつけることが大事なのです。
言葉の裏を読んで自信をなくすのではなく、額面どおり受け取って、その言葉から自己肯定感を得る。

っていう箇所を読んだときに、真っ先に思い出したのは、「国宝級イケメン」に選ばれて調子に乗っちゃってた菅田将暉さんですよ。笑

あのひと、本当に自分の持ち物をうまく使えてるって感じがする。
時々、失敗してるところとかも見えるけど、それがトラウマになったり怯えないところが流石だと思う。そこに痺れる憧れる。

それとか、前述した内村航平選手でしょ。

体操・内村航平に聞く 「だから、僕はプロになる」: 日本経済新聞
これは本当そう。

それから、まったく別のタイプだけど宇野昌磨くんね。

http://www.shoma-uno.com/
私も、元々はこんなタイプだったよ。今はもうこの感覚をほとんど忘れてしまったけれど。

あー、こういうこと書くとまた「目標が高すぎる」ことになるのかな。いいのよ、別に。好きなんだから!笑
憧れちゃうんだもんねー。でも、別に比べて引け目に感じたりはしないよ、不思議と。

羽生くんとかは、メンタル強すぎて理解不能すぎて、私は見られないんだけど(笑)


最後に

この本を読んでみたあと、わたしは今の自分に最適なOKラインがスッと設定できないことに気がついた。
「自分を受け入れる」ことが出来ないのに、「自分を受け入れる」ことをOKラインに設定も出来ないしなあ。堂々巡りかよ。
たぶん今、すごくこんがらがってる(´◉◞౪◟◉`)笑

私、ニューヨークでも先生に指摘されたんだけど
どちらかというと自己否定が強く、これまで生きてきてしまったので、self-esteemを高めていくよう努力すべき時期だなと思います。甘やかすのでなく(^ω^三^ω^)

もう一度この本をゆっくり読み返しながら、自分もメンタリティを強めていきたいなと思いますし、
子どもに指導するときも、皆に同じことを言うのではなく、
その子にあった適切な言葉を掛けられる指導者になれたらいいなと思います。

私は基本的には人の気持ちに鈍感だけど、機微を察するのは得意だと思うので、長所として出来そう。
もちろん、自分の核はしっかりと持ったままで、色んな人や物に向き合っていきたいです(`・ω・´)


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