Yufu Blog

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ピアニスト、伴奏者、ピアノ講師をしています。 桐朋→ Manhattan School of Music(NY)卒業

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ピアニスト・伴奏者・ピアノ講師の芦谷ゆふのブログです♪

第11回ベーテン音楽コンクール 本選通過!

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10月7日(土)に曳舟文化センターでベーテン音楽コンクールの本選がありました。
今回はバイオリンも一緒なのでバイオリニストの演奏も聴けるお得な本選でした。笑



今回出場したのは、
前回も、予選通過時にご紹介した双子のK君とS君。


結果としては、二人とも見事に本選を通過しました!
賞状と楯をいただいて、喜びの写真。嬉しさのあまり、帰りの電車のなかでも楯を握りしめてました。笑



まずは、課題曲部門に挑戦したS君の出番。


出演者が集合した時点で、皆は自分でしっかり立ってるのに、うちの生徒さんだけお母さんに抱っこされて「お母さんこわいよー」と泣きそうになっていたので、内心「何で!?大丈夫か!?!?😨」とかなりハラハラしましたが*1、緊張感に飲まれつつもなんとか最後まで弾いてくれて安心…。
銅賞をいただいて、本選通過できました!


ただ、普段はもっと上手に弾けてたんだけどなぁ…と、私としては悔しい結果でした。普段の彼の演奏を皆に見てほしかった。

真面目で、頭も良くて、我慢強く取り組めて、勘も良くて、
自分に自信さえ持てれば本当はもっともっと伸びる子なのに、怖がりなばかりに自分の可能性にフタをしてしまう。
とっても勿体ないです。私自身の指導としても、今後の課題です。
あなたは本当はもっともっと何でも出来る子なのよ❗️

彼が緊張しいなのはわかってるので、本番落ち着く方法や、私が経験で編み出した本番成功するコツ、ポジティブな言葉で励ましたりと色々伝授したのですが。まぁ誰でもパニックになるときはパニックになるよね。今回を経験したから、次は大丈夫だと思うよ。もう、あとは力抜いて自由に弾くだけ(^ω^三^ω^)




あのね、上手に弾こうとか思うから緊張しちゃうのよ。
「楽しんで堂々と弾いておいで」っていつも言ってるのに(^ω^三^ω^)




初めてなんだから失敗したっていいの。


努力しても結果に結びつかないことなんて、人生たくさんあるの。
でも、頑張ったんだったら自分を信じて、その成果を堂々と見せればそれでいいのよ。それで失敗したって誰もあなたを責めないよ。




これはもう彼にとっての一種の人生の岐路だな、と思います(笑)
ここで自分に負けない人間になれば、今後の人生も力強く歩めるはず。こんな機会にこの年齢で出会えるなんて幸運だね。強くなれ!




でも、よくあの精神状態のなかで立派に弾いてくれました。
根性見せた!笑
ほんとーーに彼なりによく頑張りました。


審査員の先生方も、きっと彼の緊張ぶりを察して、「頑張れ❗️」って思ってくださったんだと思う。



S君、あなたの課題は自分を信じることよ❗️❗️❗️
先生は、君が今後の人生を強く生きてくれることを切に望んでいます。







ところで、もうこの際だから私が学生時代にコンクールに臨んでたときの考え方をここで書いちゃうけど、
私は学内試験よりも、学外のコンクールの方が解放感がありました。



「解放感」という言葉を使うと「え?」と思われるかもしれないけれど、

学校内だったら普段から自分を知ってる先生方から、色々と偏見の目を持って聴かれることもあるけど、
学校の外だったら、審査員も、他の参加者も、自分の普段の実力やパーソナリティなんて知らない。


失敗したって、知らない場所で、知らない人たちの中だから、恥の掛け捨てだし(笑)



だから、自由に伸び伸び弾ける。



自由に伸び伸び弾いて、自分をまったく知らないまっさらな状態で評価してほしい、という気持ちでコンクールに出てた部分も大きいです。実際、学内よりコンクールの方が評価高かったし。笑







さて、そんな話は置いておいて
次は、自由曲コースのK君。


K君は予選の時もだけど、S君とは対照的なリラックスと自由奔放ぶりで(双子なのに不思議だなーと思うのですが)、
予選のときに「騒ぎすぎ❗️😅」と注意したからか*2、今回は大人しくして、本番前に心配するママの言葉にも「大丈夫だよ。わかってるよ」と、男らしい余裕の表情。



「この子は大丈夫だわ」と思ったので、「最優秀賞取ろうね!」と声を掛けたら、「うん!」。


というのも、最優秀賞取るくらいの気持ちで弾かないと、最優秀賞なんて絶対取れないから。気合が大事なんです。
それに、彼は日頃から「金賞取りたい」「僕は100点が欲しい」といつも言っていて、最後のレッスンでもこの本選を目指して「僕は出来る子だー!」と言いながら勇ましく帰って行ったので、S君の悔しい気持ちを背負って、私としても彼に一番を取らせてあげたいと強く思いました。



心の中で「K君、やったれ!気張ったれ!」と口悪くエールを送りつつ(笑)、祈るような気持ちで客席で聴いていたら、これまでで一番上手な演奏❗️フレージングも唄い方も完璧❗️ペダルもばっちり❗️強弱も変えて音楽をよく表現出来た❗️
最後までノーミスで弾ききって、我が生徒ながらすぐに駆け寄り「よくやった!!!」とハグして栄誉を称えたくなるような演奏でした。*3


もうすべての運を彼は味方につけていたと思う。
素晴らしかったです。



これは本当に最優秀賞取れたかもなあと興奮していたら、彼の次に弾いた子が難易度の高い曲をまあ上手に弾いたので
「うーーーん、演奏としては同じくらいのレベルなのに、曲の難易度で判断されて優秀賞にされたら、彼が可哀相だ。。折角こんなに上手に弾けたのに、成果として出させてあげてほしい…!」と強く願ってしまいました。



そのあと、結果発表まで一時間あったので、
私は曳舟から急いで北千住のS&F music language schoolに一旦移動し、バイオリンの成田先生から今週末にリハーサルをする発表会用の伴奏譜を受け取り、そのまままた曳舟まで戻ったのですが、私が会場に戻る直前に既に結果が掲示されたらしく、
楯を持ったK君が会場の入り口にいた私に走り寄ってきて、
「せんせい、ぼく いちばんになったよ!」




こんなに嬉しい報告はありませんでした。

演奏後に「今までで一番上手だった!素晴らしかった!!」とは言ったものの、期待させないように「最優秀賞だと思うよ」とは言えなかったので、やっと「よかった!先生の思ってた通りだった!最優秀賞おめでとう!!」とお祝いの言葉を伝えられました。



こんなに上手に立派に弾いてくれたら感無量です。ほんとにほんとによく頑張った!
審査員の先生方からも高得点を頂いて、心から感謝の思いと、彼を誇りに思う気持ちでいっぱいです。


双子といえど性格が全然違って、良いところも課題もそれぞれにあるけれど、こうやって切磋琢磨出来る存在が身近にいるって、とっても羨ましいことだなぁと思います。


影の功労者、お母さまも本当にお疲れさまでした‼️
舞台での立ち振る舞いも、ペダルセッティングも、完璧でした👏✨✨



おうちでも練習をきちんと見てくださるし、
やっぱりピアノというのは本人の才能ややる気だけでなく、保護者の方の協力あってのことだなと痛感します。




次はいよいよファイナル❗️


どんな結果になっても、自分に負けないで精一杯演奏すること、これを目標にまた頑張りましょう(*´ω`*)💕✨

K君、S君、心からおめでとう!!😆🎉㊗️💮🎂

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*1:自分の息子だったら「何言いよるんや!ここで自分に負けてどうする!何のために頑張ってきたんね!しっかりせんか!」とお尻叩きつつ、「あんたが一番上手やから堂々と弾いてきなさい」って抱きしめると思う。笑

*2:でもね、気持ちはすごくわかるの。私も本番前は黙ってると落ち着かないから喋っていたい人間なの。だから気持ちはすっごくよくわかるの。

*3:アメリカで私が師事してた先生方なら絶対そうする。彼のおかげで、初めてあのときの先生方の気持ちがわかりました。ありがとう