Yufu Blog

ピアニスト、伴奏者、ピアノ講師をしています。 桐朋→ Manhattan School of Music(NY)卒業

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ピアニスト・ピアノ講師の Yufu のブログです♪

S&F 第1回 トライアルコンサート

勉強会


北千住のお教室では、10/27(日)に「トライアルコンサート (勉強会)」という新しいイベントがありました。



皆の前で演奏するのは発表会と一緒ですが、
勉強会では3人のアドバイザーの先生から評価とコメント用紙📝が貰えます。


いつもの発表会とは違う雰囲気に、保護者の方々も「えっ、緊張する…」と呟いていました(笑)


スタンプカード


今回からスタンプカードが導入されました!


一回参加するごとにスタンプを押してもらって、ポイントが貯まると何か貰えるそうですよ(*´ω`*)💗


このスタンプカードはお勉強会だけでなく、発表会でも使えるそうなので、是非これからも頑張ってください❗️



アドバイザー

私もアドバイザーとしてコメントを書かせて頂きましたが、反省点としては、自分の字の汚さにがっかりした…!笑


机がなかったのでバインダーを片手に4Bの鉛筆で書いたのですが、筆圧が濃いのも相まって、書き直そうと思ってもなかなか消えないし😂💦
みんなごめん! あれでもなるべく綺麗に書こうとは試みた!


演奏時間が20秒の出演者さんもいて、結構書く方もバタバタしてました(ノ∀`)



演奏

連弾

今回は年中の生徒さんと連弾共演もしました。


普段のレッスンでは何度もしていますが、
皆さんの前で自分の生徒さんと連弾するのは、実は初めてだったので、私にとっても記念すべき回になりました✨


バイオリンの伴奏

今回は月・土曜日クラスの生徒さんのピアノ伴奏を担当させて頂きました🎹💗

  • 民謡: こぎつね
  • エルガー: 愛の挨拶(ホ長調)
  • エルガー: 愛の挨拶 二重奏ver.(ニ長調)
  • ベッカー: ガヴォット


ベッカーの「ガヴォット」という曲、初めて弾いたのですが16分音符で動き回る場面があったり意外と難しくて、「○○ちゃん、こんなに難しい曲を弾けるようになったんだ!」と伴奏譜を貰った時に感心しました。


だけど、この16分音符の旋律はバイオリンと掛け合いになるんだろうと思っていたら、一度も掛け合うことはなかった笑笑

初合わせの際に、生徒さんのお母様が「練習してる時はこの曲、地味だなぁと思ってたけど、ピアノが沢山動いて派手にしてくれるように出来てたんですね…(笑)」と。


ピアノ講師の皆にも演奏後、「あの曲ピアノが難しそうで、途中エチュードかと思いましたwww」と言われて笑いました🤣🤣

でも良い曲ですよね。
回を追うごとに確実に曲のレベルが上がっているということだから、成長を感じました…!


だって、初めて共演したとき4才だよ!信じられない!


胸キュン💗

ある年少バイオリニストさんの話。


直前がピアノの演奏者だったこともあってか、最初のお辞儀をした後、ピアノの椅子によじ登っていき*1


「いや、あなたはバイオリンでしょ!!!」


と、周囲から総ツッコミされていて、和みました。
前の人を見て「自分もピアノ弾けるかも」と思ったのでしょうか(笑)


保護者の方も「バイオリン練習したじゃん!」と思わず声を掛けていて、「あ、そっかぁ☆」と照れて笑っている姿が可愛すぎました꒰´>౪<`꒱💕 癒しをありがとう✨💗


でも、一度演奏を始めると、5分の曲を暗譜で見事に弾き切ってくれて、とっても素晴らしかったです!


さいごに

自分の生徒さんも、成長を感じました✨✨✨


初出演の生徒さん達は、いつもレッスンではミスしたり暗譜が飛んだり1回目で決めきれなかったのに、本番では大成功して、
聴きながら「やったー‼️」と心の中でガッツポーズしてしまいました🙌✨


緊張したのか思うように弾けなかった人もいたけど、皆それぞれよく頑張りました。
思うように弾けないこともあるっていうことが、また学びだからね。これを踏まえて、次頑張れば良いのよ。


後日、「演奏中にお母さんが視界にちょうど入ったから集中して弾けなかった」という生徒さんを
えぇ〜〜、ずるい!!そーれーは言い訳だわぁぁ〜〜〜( ´ิ(ꈊ) ´ิ)👉!!!www
と、腹の立つ言い回しで、全力で茶化しにいく先生は私くらいだろう(笑)*2


お母さんただ座ってただけなのに、罪を着せられて可哀想すぎるわ!!笑
何が視界に入ろうと、例え弦が切れたとしても演奏者は弾かないといけないんですよ。
良い勉強になったね。ふふん( *´꒳`*)



皆様、お疲れさまでした!
ハロウィンの時期だったので出演者はお菓子をもらえたり、楽しいイベントでした👻❤️


発表会は3月だけど、それまでにまた出来ることをたくさん蓄積して、頑張りましょう٩( 'ω' )و 🎶




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*1:足台も設置されていなかったので、小さな体で文字通り椅子をよじ登っていました。笑

*2:なんならIKKOさんばりに「言い訳〜www」って言ってた笑笑

小坂裕子『ショパン』が面白いので全力でオススメしたい

何気なく手に取った本が超面白い

ショパン (作曲家・人と作品シリーズ)

何となく目について手に取った小坂 裕子『ショパン』がものすごく良書で面白いので全力でオススメしたい。


これは一家に一冊置いておくべき。



3つのオススメポイント

何がそんなにオススメなのか、ここからご紹介します。

① 文章が分かりやすく面白い

大体こういう学術的な書籍って、文章が難しくてとっつきにくい印象を与えがちなのですが、この本に関してはものすごく読みやすい文章です。

ショパンやクラシック音楽のことを全然知らなくても読めます。とにかく分かりやすい。

内容が細かくセクションで分かれていて、大体1ページから長くても2ページくらいで話が纏まっているので
ブログを読むような気軽さで、さらさらと読めます。

なんなら忙しい人は雑誌感覚で、「気になるこの項目だけ読もう♪」ということも出来る。


文体が読みやすいだけでなく、文章が素晴らしく、登場人物が生き生きと描かれていて、私はイギリス文学を読むような楽しい気持ちで読みました。
生涯篇は小説のようで、とにかく引き込まれます。好き。


② 大事なことだけ書いてある

ページ数がそんなに多くない代わりに、大事なことをぎゅっと凝縮して書いてくれている印象です。

だから、どのページもすごく重要なことが書いてあって、手元に置いておきたくなる。

とにかく著者がショパン研究の第一人者ということもあり、リサーチがしっかりしていて、内容も信頼出来ます。
ここに書き足りていないこともあるんだろうなぁ、と時々思わされて、興味のあることはそこから自分で更に調べていける伸びしろもある。


③ 索引が充実している


とにかくこれが便利!!


巻末に人名索引」「曲名索引、作品番号順に並べられた作品一覧*1詳細年表、カテゴリーごとの作品解説まで、内容が超充実しています。


例えば読んでるときに「あれ? これって今何歳の時の話だっけ?」と思ったら年表見ればいいし、「あの人とのエピソード読みたいな」と思ったら人名索引すれば一発検索出来る。
曲の作曲背景を知りたいときは曲名索引と年表が使える。


この索引があることによって、この一冊をより使い込める!!データベースとしてめっちゃ便利!!!


印象に残ったエピソード

《練習曲》の演奏評価

個人的には、リストがショパン作曲の《練習曲》を演奏すると勝手な解釈をするので苛立っていたのに対し、クララ・シューマン*2 の演奏は絶賛したというエピソードが興味深かったです。

やっぱりクララは素晴らしいピアニストだったんだなと実感すると共に、《練習曲》はリストに献呈された作品なのに…という思いがどうしても残りました(笑)

シューマンへの態度

あと、シューマンがショパンの曲を絶賛する批評を音楽雑誌に10枚も書いたり、自身の最高傑作である「クライスレリアーナ」を献呈するくらいショパンの熱狂的なファンなのに、ショパンはシューマンに対していつも冷たいリアクションだったというエピソードもすごいツボです(^q^)www
何でそんな鬱陶しがられてるの???www

だが、私はそんなシューマンが好きよ…!笑



感想

とにかく日本語でこれだけ分かりやすく、しかも信頼のおける内容が纏められた一冊があるということに感動したので、これは是非ともご紹介しなくては、と思いました。


この一冊で、ショパンがどんな音楽教育を受けてきたのか、どんな人物と出会い影響を受けたか、恋愛について、ツェルニー、リスト、シューマン、メンデルスゾーンといった同時代の音楽家との交流、ショパン先生のレッスンでの教え、どのような音色・タッチで演奏していたか等々、色々知ることが出来ます。



ショパンに興味のある方は必読の一冊です!!


ショパンについて、めちゃくちゃ知った気になれます(笑)


私はこの本で、小坂裕子先生のファンになったので、『フレデリック・ショパン全仕事 』『自立する女ジョルジュ・サンド』など、他の書籍も読んでみたくなりました。




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*1:ショパン作曲か疑わしいものまで纏められている!

*2:作曲家ロベルト・シューマンの妻。