Yufu Blog

ピアニスト、伴奏者、ピアノ講師をしています。 桐朋→ Manhattan School of Music(NY)卒業

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ピアニスト・ピアノ講師の Yufu のブログです♪

「聞」の部首って知ってる?? 【意外と知らない漢字の部首】

あっという間に、もう九月!
最近とつぜん寒くなりましたね(*´ω`*)


今週はわたくし七連勤…。
お仕事というかお勉強みたいなものが多いのですが。

土日が連続で5時半起きだったので、割と体力的にキテいます( ꈨຶ ˙̫̮ ꈨຶ )笑





さてさて、ところでこのブログを読んでくださってる皆様は、日本に育って日本語を話す人、日本人がほとんどだと思います。


外国語はともかくとして、日本語に関しては任せて! と思っていらっしゃる方が多いのではないでしょうか。




実は私もそう思っていた一人なのですが、漢字について、今までずっと勘違いしていたことがあるので、皆様とここでシェアさせてください。

部首について。


部首とは

部首(ぶしゅ、英語: Radical)とは、漢字を分類する際に用いられる漢字の一部分である。 また、それによる分類の、各グループである。 部首による分類では、全ての漢字に一つの部首が割振られる。 字書などで漢字を分類する際、偏旁、すなわち偏(へん)や冠(かんむり)など、字の一部分を用いる方法がある。
wikipedia:部首



いわゆる「人偏」や「草かんむり」などでお馴染みのアレですね(゜∀゜)


たとえば、
「仁」という漢字。

これは、左側にある「人(人偏)」が部首ですね。



では、「宇」という漢字は?

これは、上の「宀(うかんむり)」が部首になります。



「知ってるよ!馬鹿にするなよ!」と思うでしょ???

すみません、すみません。ちょっと簡単すぎましたかね。
では、次に行ってみます(゚∀゚)




「聞」の部首は?


「きく」や「ぶん」(「新聞」など)と読む漢字です。
小学校だと、二年生で習うみたいですね。

この漢字の部首、ご存知ですか。


日本語の使い手の皆さんにはお手の物だと思うのですが、今回は部首がメインの話なので、一応質問させてくださいね。




門(もんがまえ)でしょ?


と思った皆様、





おめでとうございます!不正解です!




何を隠そう、私もずっと「門(もんがまえ)」が部首だと思っていたのですが、実は「耳」が部首らしいです。


この事実を知ったとき、「は?????」となりました。何かの冗談でしょ、と。笑
恐らく、多くの方が同じ勘違いをしていたのではないでしょうか。


私の父なんて、余りのショックに「嘘だ!じゃあ『国』の部首は『玉』とでも言うのか!?」と言いました。
残念、「国」の部首は「口(くにがまえ)」ですが。*1
この人も、たまには面白いこと言えたんだな、と感心しました。笑



なんで「門」が部首じゃないの?

皆さんが疑問に感じるのはここだと思うんですけど、部首というものは漢字の意味と結びついているそうで、つまり、その漢字にどんな意味があるのか考えることが重要だそうです。


「聞く」という行為は、「耳」で行うものですよね。

意味が結びついているのは、「耳」という部分。なので、部首は「耳」になるそうです。ふうん。



「門」がつく漢字 その他

じゃあ、「問」は?

これは「問う」「質問する」などの行為が、口に関係するので部首は「口」になるそうです。



では、「開」は?

この流れで行くと「开」かな、と思うじゃないですか。Google先生で調べてみると、「开」の意味は「オープン」だと出てくるし。
まぁ、中国語なんだけれど。

でも、今回ばかりは「門」が正解になるようです。なんやとー(#ಠ益ಠ)

想像するに、「門」をひらくから「門」が部首になるのかなぁ。。同じく「閉」も「門」が部首のようなので。


いろいろな部首クイズ

ここからは、私がわかりにくいと感じた漢字の部首をクイズにして出したいと思います。


あなたは何問正解するでしょうか(*´ω`*)

解答は注釈*2にて。


1. 肴
2. 鼓
3. 炭
4. 幸
5. 相
6. 才
7. 空
8. 五
9. 六
10. 九
11. 百
12. 丸
13. 直
14. 半
15. 鳴
16. 事
17. 酒
18. 正
19. 世
20. 乗


さいごに

いかがでしたでしょうか(*´ω`*)

特に、漢数字の部首など、混乱の極みでしたね…。笑


こうやって調べてみると、面白い部首の漢字はたくさんあって、漢字の由来などにも改めて興味を持ちました。

是非、ドヤ顔で周りの皆さんとの話のネタにでもしてみてください。笑


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*1:ところで、「国」はもともと「國」だったんだけど、と思い、漢字の成り立ちについて調べてみた。伊東信夫著『成り立ちで知る漢字のおもしろ世界: 道具・家・まち編』によると「「或,ま」は、戈(武器)を執つて城壁都市を守る形で、「或」は「國, 国」のもとの字。そして、戈を執つて守る一定の地域を「域」という。...つまり、「或」から「域」が生まれた。「或」をあらわす字は、更に「口」を加えて「國」という字がつくられたのである。(p.263)」とのこと。

*2:1.「(こう、めめ)」 2.「」 3.「」 4.「(かん・いちじゅう・ほす)」 5.「」 6.「(て・てへん)」 7.「(あなかんむり)」 8. 「」 9. 「」 10.「」 11.「」 12.「 (てん)」 13.「」 14.「」 15.「」 16 .「(はねぼう・かぎ)」 17.「(とり)」 18.「」 19.「」 20.「(の・はらいぼう)」

退会してしまう生徒さんに…💝

もう新学期が始まっている幼稚園・学校もあるようですね。

いかがお過ごしですか。




年長さんの男の子が小学校入学準備のために他の習いごと(塾など)で忙しくなってしまい、残念ながら今日で退会してしまうので、プレゼントをお渡ししました。


プレゼントと言っても、心ばかりのものなのですが。
渡したときに、ぎゅーと胸に抱きしめてくれて嬉しかったなぁ。
使ってくれるといいなぁ✩⃛*ෆʃᵕ ॢᴗ ॢᵕ)꒡◡꒡*ƪෆ*✩⃛

添えるお手紙を書きながら、なんだか一人でぐっときてしまいました。笑



この子は、もともと他の先生から移ってきたのですが、なんだか音符に恐怖心を抱いてしまっていたみたいで*1
半年経っても「ド」の音が覚えられなかったみたいなんです。


私がどちらか言うとのほほんとした性格だからか、
私が彼のために選んだ教材が幸運にも彼の興味と合致したからか、
私のところに来てからは、お母さま曰く、彼のなかで音符に対する恐怖がなくなったみたいで、突然するすると理解出来るようになったんです。




今や彼は、音の名前をちゃんと答えられるし(しかも、答えるスピードが確実に上がってる!)、楽譜を見ながら鍵盤の位置を正しく理解して弾けるし、リズムたたきも上手、音当てクイズも正解出来るからお耳でもちゃんと音が聴けているってことだし…。

⬆︎音当てクイズに使っている手作りのカード笑


「折角どんどん吸収してる時期で、こんなにわかるようになってるのに、今辞めちゃうのは勿体ないですね〜😫💦」とお伝えしたのですが、、




レッスンの度、お母さまと色々お話させていただくのだけど、
ある日「幼稚園で同じクラスの子も、ここのピアノ教室に通ってるみたいで*2、この間話を聞いてたら(ピアノへの取り組み方が)うちの子と全然違って、私、ショック受けちゃったんです」と、ぽつりと漏らされた言葉が、私のなかでとても印象強く残っています。




ですが。笑


私、周りと比べる必要ないと思うんです。
だって、彼は彼なりにとても頑張っていて、出来ることも増えて、こんなに成長したのはすごいことだから。


でも、お母さまのお気持ちもわかるところがあって、
だから、なんだか私もそのとき少しぐっときてしまって、
「人と比べなくていいんですよ。
その子がピアノを好きなように、○○くん(生徒さん)にも、好きなことや得意なことがあるじゃないですか。
このたった数ヶ月の間にも、○○くんには、出来るようになったことが沢山あるんです。私は○○くんがどれだけ頑張って、成長したか、知ってます。ここまで分かるようになったことは、すごいことなんですよ。
だから、焦らずに、○○くんに合う方法で、○○くんのペースでやればいいんです。人と比べる必要なんて全くないんです。こんなに出来るようになったんだから、誇っていいんです!!」

って、生意気にも熱く言ってしまったのだけれど(´・ω・`)


お母さまも、そのときご自分が思われてるよりも高い熱量で私が返したから、若干戸惑われたかも。笑
だって一番身近なひとが自分を認めてくれなかったら、子どもとしては悲しいじゃないですか。私だったらお母さんに一番褒めてもらいたいと思うと思うよ!笑





今回の退会は生徒さん本人の意志じゃないようで、今日でやめるってこともまだ理解できてなくて、
今日、レッスンに来る前にお母さまが「今日で最後のレッスンだよ」と言ったら「なんで?ピアノ教室なくなっちゃうの?」と答えたみたい。


えーん、そんなこと言われたら先生泣いちゃうよう( ꈨຶ ˙̫̮ ꈨຶ )
ピアノ教室は無くならないから、またいつでも遊びに来て!!




ピアノや音楽は好きでいてくれているみたいだし、私も彼に会えなくなっちゃうのはさびしいけれど、
いつかこうやってピアノをやった経験が、何かの力になってくれるといいなぁと思います。




もちろんピアノ講師の立場からすると、「いま辞めてしまうのは勿体無い❗️」と思ってしまうけれど(笑)、
でも、彼はこれからピアノ以外のいろんなことと向き合うことになるだろうし(学校のお勉強や新しいお友達とかね)、人生は大冒険だからね。

ゆふ先生はいつも、心の中で「がんばれ」とエールを送っていますよ(*´ω`*)





こういう気持ちにさせてくれる生徒さんと出会えたことは、私にとっても宝です(*´ω`*)

感謝の気持ちでいっぱい。
ありがとうございました。



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*1:恐らく、使っていた教材がその子にとって難しかったんだと思う

*2:別の先生の生徒さんだと思うんだけど、ピアノが大好きで、家で自分からピアノに向かい、練習しまくってるみたい。勿論そんな風にあったら素敵だけど、皆が皆そういう訳じゃないし、寧ろそれはレアなケースだと思う。
ピアノに限らずお勉強にしたってスポーツにしたってそうだけど、物事には色んな向き合い方があるもので、正解はないものです。
私だって子どものとき練習嫌いだったし、ピアノだって、好きになったのは大人になってからですよ。そして、今も別に練習が好きなわけじゃないしね。だから時々「うちの子、練習嫌いなんですぅ」っていうお母さまが現れると「練習嫌いなんて当たり前だ!!」と思ってしまう。笑
ご自分が進んで勉強するタイプだったか考えてみれば、わかることだと思うよ。笑