Yufu Blog

ピアニスト、伴奏者、ピアノ講師をしています。 桐朋→ Manhattan School of Music(NY)卒業

7月読了本:5冊

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読了本の、そのまえに

7月は、東野圭吾氏の訃報がショックで。

ニュースを見て、頭では理解したけど、信じたくない気持ちがどうしても先行してしまう。でも、図書館に行ったらカウンターの前に大々的に「東野圭吾 追悼コーナー」が設けられていて、現実を突きつけられたようで、ショックで泣きそうになりました。だって「東野圭吾 フェア」とかポップな感じじゃなくて、白黒だったんだもん。白い百合の花の絵が添えられてた。あれを見て、やっと「あ、本当に亡くなったんだ」と実感しました。ショックだった。

最後の作品となった『永遠の記憶』(タイトルが既に悲しい…)は、《ガリレオ》シリーズの第11作目らしい。このシリーズに関して、ドラマしか視聴していない私にとっては、第1巻から追うと、最終巻に辿り着くまでには時間が掛かると思うけど、いつか絶対に読みます。


『白夜行』も、『幻夜』に続いて三部作の噂があったので、密かにずーーーっと楽しみに待ってたんだけど、結局この二冊で完結だったのだなあ。

たくさんの面白い作品を生み出し続けた東野圭吾さん、これからも作品を存分に楽しませていただきます。有難うございました🙏


では、先月の読了本の紹介です| ´ω`)ノ


山崎ナオコーラ『浮世でランチ』

大学時代はよく読んでいたのだけど、大人になって、久々にナオコーラさんの小説を読んだ。うまく言語化出来ないけど、なんか好きだった。

ナオコーラさんのこの独特な感性は、どうやったら育つんだろう。

私は素晴らしい世界にいるのかも。
お風呂に入らないでいると、かゆくなる、あたたかい体を持っています。
そしてお風呂に入ると、石けんの泡が、毎回違う形になるのを見ることができます。
その泡の形は、そのときだけのもの、世界で私だけが見たものです。
葉っぱの影の形もそう、雨が窓を伝う水滴の形もそう、私だけが見ています。
立派な人間になれなくたって、周りの人に迷惑をかけたって、こうした化学変化が絶えず起きている世界で生きていけるのは嬉しいことです。(p.129)

素敵だなあ。

偏屈だけど自分のルールで生きている女の子が主人公で、彼女を取り巻く人たちも個性的。決まりごと、祈ること、人気者だった幼なじみが急に学校に行かなくなったこと。東南アジアの旅は、まるで本当に行ってるみたいな気持ちになった。

 

俵万智『生きる言葉』

実は短歌はよく分からなくて苦手意識があったのだけど、1月20日放送の『徹子の部屋』に俵万智さんがご出演されていて、息子さんや亡くなったお父様のことなど、お話がとても面白かったので、図書館で即予約。人気本で順番待ちで、ようやく回ってきました。待ったな〜(*´ω`*)

「面白かった!」と思って、興奮冷めやらぬうちに日記に走り書きで番組の感想をメモしていた

私は万智さんのご家族のエピソードが読みたかったのでそれだけで満足だけど、色々なジャンルのエピソードが盛り沢山で、日本語の面白さも知れて楽しい一冊でした。

映画『愛の不時着』の魅力や、言葉でバトルする「ラップ」についてなど、万智さんが本当に好きなものについて書いてあるので熱量が伝わってくるし、解説が具体的で面白い。

現代短歌の話も興味深かった。最近は、あんなにリズムを崩すんだなあとビックリ。
私は定型的な「5・7・5・7・7」の形のほうが好きだなあ。馴染めないや。自分が小学生の時に提出した、くだらない川柳で褒賞を頂いたのを思い出してしまった。

短歌のことだけでなく、「言葉の面白さ」を伝えてくれる一冊なので、私のように短歌に苦手意識がある方にもおすすめです(*´ω`*)

 

鈴木俊貴『僕には鳥の言葉がわかる』

こちらも著者の『徹子の部屋』のご出演をきっかけに読みたいと思った御本。子どもでも読めるように分かりやすく書いてあって、面白かった!

お子さまの夏休みの読書にも超おすすめ📖👓🦅
なんと『ふりがな版 僕には鳥の言葉がわかる』というバージョンもあります。

この本を読んでから、鳥が鳴いている声が聞こえると、「さっきから沢山鳴いているけど、なんだろう?」とか「大勢で急に飛び立ったけど、何かあるのだろうか?」など、鳥の行動に興味を抱くようになりました👀👂

たとえば熊谷守一がじっと蟻を観察して、「蟻は左側の2番目の足から歩き始める」と言ったように、好きなものをじっと見ていれば発見することもあるだろう。しかし、それに対して何度も実験を繰り返し、反論に対応出来るよう対策し、論文を書いて提出するという労力!すごい〰︎!!

好きなことを研究し、知り得た内容を、「学問」に昇華させるって、すごいことだなと思う。人間界を逞しく生きている感じがする。

研究者という人たちは、人との交流が苦手な人が多いのかと勝手に偏見を抱いていたけれど、人との交流や講演会なども積極的に行ってるのすごすぎ。

そして、本文中の絵も御本人が描かれているとのことでビックリ‼️とても見やすくてお上手でした👏
ちなみに表紙は、私の大好きなイラストレーターの100%ORANGEさん🍊·͜·🧡

 

Rieko Nakagawa, Yuriko Omura『Blue Seed』

ぐりとぐらの作者の方の絵本。原題は『そらいろのたね』。

不思議なお話だった。ほのぼの系だと思いきや、こんなピリリとしたお話でびっくりした。是非読んでほしい。

しかし、あんな大きなおうちが立つなんて、お庭が相当広い。
途中でぐりとぐらが出てきて、めちゃくちゃテンションが上がりました。いつの間にかおうちに住んでるから是非探してほしい!可愛かった〜!(*´ω`*)💕

 

Pat Hutchins『Titch』

前にも読んだことあるんだけど、やっぱりかわいい。
Titchは兄弟の中で一番小さいけど、そんなTitchにも、他の兄弟に負けないことがあった。ほっこり(*´ω`*)



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