Yufu Blog

ピアニスト、伴奏者、ピアノ講師をしています。 桐朋→ Manhattan School of Music(NY)卒業

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ピアニスト・ピアノ講師の Yufu のブログです♪

9月 観た映画:4作品

4月を最後*1にずっと映画が観られない日々が続いていたので、久しぶりに映画まとめができます!


いくぜ! =͟͟͞͞ʕ•̫͡•ʔ =͟͟͞͞ʕ•̫͡•ʔ =͟͟͞͞ʕ•̫͡•ʔ =͟͟͞͞ʕ•̫͡•ʔ


劇場版 黒執事 Book of the Atlantic

19世紀英国――
名門貴族ファントムハイヴ家の執事セバスチャン・ミカエリスは、13歳の主人シエル・ファントムハイヴとともに、"女王の番犬"として裏社会の汚れ仕事を請け負う日々。
ある日、まことしやかにささやかれる「死者蘇生」の噂を耳にしたシエルとセバスチャンは調査のため、豪華客船『カンパニア号』へと乗り込む。
果たして、そこで彼らを待ち受けるものとは――。

たまたまYouTubeを開いたらライブでやっていたので観ました。
すごいっすね、YouTubeで映画配信する時代だ。。笑


黒執事のアニメシリーズは全部観たと思っていたけど、全然観ていませんでした。
セバスチャン死亡説が出ていてアレ?(゚Д゚)と思いました。


セバス死んだのかーーー!?
近いうちに前作も観たいと思います。

『Book of the Atlantic』は、とにかくCGが印象的でした。これが劇場版…!

内容は、ホロリと来るところ有り、笑えるところ有り、ハラハラドキドキも有り、、という感じ。
フェニックスポーズは必見。こちらまで恥ずかしくなるよ(ノ∀`)

一番の大きなポイントは葬儀屋さんことアンダーテイカーの正体がわかったところですかね。
また一波乱ありそうで、続きが気になる…



冷静と情熱のあいだ

イタリアで、美術絵画の修復師の修行中の順正は、この地でかつての恋人あおいに再会する。彼女とやり直したいと願う彼だが、あおいには裕福な恋人と打ち込める仕事があり、彼の入る余地はなかった。そんなときアトリエで事件が起こる…。
辻仁成と江國香織が、ひとつの恋愛を男女それぞれの視点でつづった原作を、TVドラマ界の人気監督・中江巧が演出。竹野内豊、ケリー・チャンという美男美女の主演、フィレンツェ、ミラノのロケなど、美にこだわったビジュアルが、悲恋を大いに盛りあげる。竹野内があおいとの過去、アトリエでの事件などに苦悩する主人公を表情豊かに演じている。また順正の恋人を演じた篠原涼子が、彼への熱い思いをほとばしらせる熱演を見せており、一見の価値ありだ。(斎藤 香)

有名作品だけど、初めて観ました。

先月は台風がきていたときに私の中でだけ「吉俣良祭」が行われていて、吉俣さんの音楽を聴きたいというだけで鑑賞しました。

全体的な感想としては、とりあえず竹野内豊さんが若くて可愛い。
こんな男に一途に想ってもらえる幸せよ。。笑

最後、笑顔で手を振る彼にもうイチコロですよ。可愛い〜笑



内容としては、ぶっちゃけよくわからなかった。

というのも、イタリア語や英語が出て来るのに私が字幕なしで観ていたというのもあるし(英語はまだ良いとして、イタリア語は完全に想像するしかない)、私自身に色気がないということがあって、恋愛的な意味で「何でここでこうしたの?」とか「何でこうしないの?」ということが結構あった。この回りくどさの必要性がよく分からないのよ。。
これが辻仁成と江國香織ワールドなんだろうなと思いました。原作読んでないけど。


あと、私なら篠原涼子にこんなに言い寄られたら彼女にもうちょっとなびくと思う😂😂
キャストが違えば、感想も変わりそうなストーリーだ。



アンフェア the movie

篠原涼子が孤高の女刑事を演じる人気TVドラマシリーズの劇場版。警視庁公安部の警部補・雪平夏美は警察内部の不正について捜査していた。そんな中、娘の美央がある事件に巻き込まれて怪我を負い、さらに搬送先の病院がテロリストに占拠されてしまう。

シリーズ未鑑賞。

NYに留学していたときに友人がこのシリーズの大ファンで「えっ、アンフェア見たことないの!? じゃあ私がゆふちゃんにアンフェアを見せてあげる!!」と言ってくれて、眠い目をこすりつつ朝方5時くらいまで一緒に見たんだけど、
最初に見たものは映画でなく映画に繋がるための特別ドラマで*2「中途半端なところで終わるし、よくわからん!!笑」という感じで、「じゃあもうドラマ見よう!これがベストだよ!」とドラマ見たのですが、遂に序盤(2話くらい)までしか見られなかった思い出があります。笑

今作は、アンフェアに対して、そんな拙い知識しかない私でも楽しめる内容でした。
誰が味方で、誰が敵かわからない緊張感とスリル。


特に印象に残ったのは、やはり成宮くん。
成宮くん、いま何処で何してるのでしょう…心配(´・ω・`)

ラストシーンの成宮くんの後ろ姿が素敵でした( *´꒳`*)



キセキ -あの日のソビト-

松坂桃李と菅田将暉のダブル主演で贈る、GReeeeNの名曲「キセキ」誕生にまつわる“軌跡"と“奇跡"を描く“輝石"の物語!
歯医者も歌も、どっちも本気!前代未聞の覆面ボーカルグループ!誰もが知る名曲誕生にまつわる“軌跡"と“奇跡"を描いた“輝石"の物語。
厳しい父の反対を押し切り家を飛び出したミュージシャンの兄ジン。父の想いを受け、歯医者を目指す弟ヒデも、仲間と共に音楽の魅力に引き寄せられていた。音楽に挫折していた時、弟たちの才能を知ったジンは、そんな彼らに自分の夢を託すことを決意する。
歯医者はやりたい、歌もやりたい。でも恐ろしい父親には絶対に言えないーー。そこで彼らがとった、ありえない作戦とは!?それは前代未聞の顔出し無しのCDデビューだった・・・。

何故あえてGReeeeNを映画化…?と思っていたのだけど、普通に青春映画として楽しめました。

GReeeeNは曲が好きで、大学時代にTSUTAYAでCDを借りたりしていたので、覆面歌手で、実は歯科医ってことも知ってたけど(「○○に歯医者があって、練習とかレコーディングもそこでしてるらしいよー」と話題になってた)、GReeeeN結成の話や、お兄さんがパンクロックやってたことなどは知らなかったなあ。

お兄さん(JIN)役の松坂桃李氏がかっこよかった!!!笑
中学時代はパンクロックが好きでよく聴いてたので、懐かしく、また、中学時代を思い出してすこし恥ずかしく感じながら観てしまいました。笑


これは、松坂桃李さんと菅田将暉くんのダブル主演ってことだけれど、ほぼ松坂桃李さんが主役だよね…? 私はそう思った。
今はもう成功されてるから良いんだろうけど、売れなくてくすぶってるJIN兄ちゃん(松坂桃李)を見てるのがつらかったです。
自分がやりたい音楽がうまく行かなくて、それでも弟の才能を認めて、プロデュースして口利きしてあげる覚悟って、すごいと思う。単に裏方に回る覚悟と違うよ。

弟(菅田将暉)は弟で、好きなことしてる兄の下で親の期待を一身に背負ってしまって色々あるんだけど、何だかんだ上手いことぽんぽんぽーんと世の中渡ってるなぁという感想。


役者陣はグリーンボーイズとして歌も出してるけど、みんな歌も上手で好印象でした◎

曲だけでも聴いてみてくださいʕ•͡౪•ʔ
菅田くんやっぱ歌上手いな~


GReeeeNや役者陣が好きだったり興味のあるひとにはオススメの映画でした! GReeeeNのうた、久々に聴いたけど、やっぱいいですよ!笑

大学時代にやってたブログにも、そういえばGReeeeNネタ書いてたなぁ、と懐かしくなりました。


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*1:しかも記事にし忘れてるオチです。笑

*2:友達も映画だと思い込んで再生していた笑

第11回ベーテン音楽コンクール 本選通過!

10月7日(土)に曳舟文化センターで、第11回 ベーテン音楽コンクールの本選がありました。
今回はバイオリンも一緒なのでバイオリニストの演奏も聴けるお得な本選でした。笑



今回出場したのは、
前回も、予選通過時にご紹介した双子のK君とS君。


結果としては、二人とも見事に本選を通過しました!
賞状と盾をいただいて、喜びの写真。嬉しさのあまり、帰りの電車のなかでも盾を握りしめてました。笑



まずは、課題曲部門に挑戦したS君の出番。


出演者が集合した時点で、皆は自分でしっかり立ってるのに、うちの生徒さんだけお母さんに抱っこされて「お母さんこわいよー」と泣きそうになっていたので、内心「何で!?大丈夫か!?!?😨」とかなりハラハラしましたが*1、緊張感に飲まれつつもなんとか最後まで弾いてくれて安心…。
銅賞をいただいて、本選通過できました!


ただ、普段はもっと上手に弾けてたんだけどなぁ…と、私としては悔しい結果でした。普段の彼の演奏を皆に見てほしかった。

真面目で、頭も良くて、我慢強く取り組めて、勘も良くて、
自分に自信さえ持てれば本当はもっともっと伸びる子なのに、怖がりなばかりに自分の可能性にフタをしてしまう。
とっても勿体ないです。私自身の指導としても、今後の課題です。
あなたは本当はもっともっと何でも出来る子なのよ❗️

彼が緊張しいなのはわかってるので、本番落ち着く方法や、私が経験で編み出した本番成功するコツ、ポジティブな言葉で励ましたりと色々伝授したのですが。まぁ誰でもパニックになるときはパニックになるよね。今回を経験したから、次は大丈夫だと思うよ。もう、あとは力抜いて自由に弾くだけ(^ω^三^ω^)




あのね、上手に弾こうとか思うから緊張しちゃうのよ。
「楽しんで堂々と弾いておいで」っていつも言ってるのに(^ω^三^ω^)




初めてなんだから失敗したっていいの。


努力しても結果に結びつかないことなんて、人生たくさんあるの。
でも、頑張ったんだったら自分を信じて、その成果を堂々と見せればそれでいいのよ。それで失敗したって誰もあなたを責めないよ。




これはもう彼にとっての一種の人生の岐路だな、と思います(笑)
ここで自分に負けない人間になれば、今後の人生も力強く歩めるはず。こんな機会にこの年齢で出会えるなんて幸運だね。強くなれ!




でも、よくあの精神状態のなかで立派に弾いてくれました。
根性見せた!笑
ほんとーーに彼なりによく頑張りました。


審査員の先生方も、きっと彼の緊張ぶりを察して、「頑張れ❗️」って思ってくださったんだと思う。



S君、あなたの課題は自分を信じることよ❗️❗️❗️
先生は、君が今後の人生を強く生きてくれることを切に望んでいます。







ところで、もうこの際だから私が学生時代にコンクールに臨んでたときの考え方をここで書いちゃうけど、
私は学内試験よりも、学外のコンクールの方が解放感がありました。



「解放感」という言葉を使うと「え?」と思われるかもしれないけれど、

学校内だったら普段から自分を知ってる先生方から、色々と偏見の目を持って聴かれることもあるけど、
学校の外だったら、審査員も、他の参加者も、自分の普段の実力やパーソナリティなんて知らない。


失敗したって、知らない場所で、知らない人たちの中だから、恥の掛け捨てだし(笑)



だから、自由に伸び伸び弾ける。



自由に伸び伸び弾いて、自分をまったく知らないまっさらな状態で評価してほしい、という気持ちでコンクールに出てた部分も大きいです。実際、学内よりコンクールの方が評価高かったし。笑







さて、そんな話は置いておいて
次は、自由曲コースのK君。


K君は予選の時もだけど、S君とは対照的なリラックスと自由奔放ぶりで(双子なのに不思議だなーと思うのですが)、
予選のときに「騒ぎすぎ❗️😅」と注意したからか*2、今回は大人しくして、本番前に心配するママの言葉にも「大丈夫だよ。わかってるよ」と、男らしい余裕の表情。



「この子は大丈夫だわ」と思ったので、「最優秀賞取ろうね!」と声を掛けたら、「うん!」。


というのも、最優秀賞取るくらいの気持ちで弾かないと、最優秀賞なんて絶対取れないから。気合が大事なんです。
それに、彼は日頃から「金賞取りたい」「僕は100点が欲しい」といつも言っていて、最後のレッスンでもこの本選を目指して「僕は出来る子だー!」と言いながら勇ましく帰って行ったので、S君の悔しい気持ちを背負って、私としても彼に一番を取らせてあげたいと強く思いました。



心の中で「K君、やったれ!気張ったれ!」と口悪くエールを送りつつ(笑)、祈るような気持ちで客席で聴いていたら、これまでで一番上手な演奏❗️フレージングも唄い方も完璧❗️ペダルもばっちり❗️強弱も変えて音楽をよく表現出来た❗️
最後までノーミスで弾ききって、我が生徒ながらすぐに駆け寄り「よくやった!!!」とハグして栄誉を称えたくなるような演奏でした。*3


もうすべての運を彼は味方につけていたと思う。
素晴らしかったです。



これは本当に最優秀賞取れたかもなあと興奮していたら、彼の次に弾いた子が難易度の高い曲をまあ上手に弾いたので
「うーーーん、演奏としては同じくらいのレベルなのに、曲の難易度で判断されて優秀賞にされたら、彼が可哀相だ。。折角こんなに上手に弾けたのに、成果として出させてあげてほしい…!」と強く願ってしまいました。



そのあと、結果発表まで一時間あったので、
私は曳舟から急いで北千住のS&F music language schoolに一旦移動し、バイオリンの成田先生から今週末にリハーサルをする発表会用の伴奏譜を受け取り、そのまままた曳舟まで戻ったのですが、私が会場に戻る直前に既に結果が掲示されたらしく、
楯を持ったK君が会場の入り口にいた私に走り寄ってきて、
「せんせい、ぼく いちばんになったよ!」




こんなに嬉しい報告はありませんでした。

演奏後に「今までで一番上手だった!素晴らしかった!!」とは言ったものの、期待させないように「最優秀賞だと思うよ」とは言えなかったので、やっと「よかった!先生の思ってた通りだった!最優秀賞おめでとう!!」とお祝いの言葉を伝えられました。



こんなに上手に立派に弾いてくれたら感無量です。ほんとにほんとによく頑張った!
審査員の先生方からも高得点を頂いて、心から感謝の思いと、彼を誇りに思う気持ちでいっぱいです。


双子といえど性格が全然違って、良いところも課題もそれぞれにあるけれど、こうやって切磋琢磨出来る存在が身近にいるって、とっても羨ましいことだなぁと思います。


影の功労者、お母さまも本当にお疲れさまでした‼️
舞台での立ち振る舞いも、ペダルセッティングも、完璧でした👏✨✨



おうちでも練習をきちんと見てくださるし、
やっぱりピアノというのは本人の才能ややる気だけでなく、保護者の方の協力あってのことだなと痛感します。




次はいよいよファイナル❗️


どんな結果になっても、自分に負けないで精一杯演奏すること、これを目標にまた頑張りましょう(*´ω`*)💕✨

K君、S君、心からおめでとう!!😆🎉㊗️💮🎂


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タブレットで学ぶ幼児・小学生・中学生向け通信教育[スマイルゼミ]

*1:自分の息子だったら「何言いよるんや!ここで自分に負けてどうする!何のために頑張ってきたんね!しっかりせんか!」とお尻叩きつつ、「あんたが一番上手やから堂々と弾いてきなさい」って抱きしめると思う。笑

*2:でもね、気持ちはすごくわかるの。私も本番前は黙ってると落ち着かないから喋っていたい人間なの。だから気持ちはすっごくよくわかるの。

*3:アメリカで私が師事してた先生方なら絶対そうする。彼のおかげで、初めてあのときの先生方の気持ちがわかりました。ありがとう