PTNA🎹本選を聴きに行きました✨🎶

PTNAの本選が台東区学習センター・ミレニアムホームで行われたので聴きに行きました。

生徒さんの演奏と前日レッスン
全体の感想
余談ですが…
最後に

生徒さんの演奏と前日レッスン

生徒ちゃんがA1級に出場していたのですが、落ち着いて演奏してくれました。

本人は「すごく緊張した…！！😫💨」と言っていましたが、舞台上では緊張しているようには見えず、堂々と攻めの演奏が出来たので、大したものだなと思います。
緊張して見えないというのも、ひとつの才能なので。

今回はスケジュールの関係で、前日にレッスンがありました。

基本的に本番直前のレッスンというものは、自信を与えてあげるのが最優先事項だと私は思っていて、あまり色々注意しすぎないように心がけています。
だけど今回は本選だし、少ないレッスン回数の中で少しでも上達してほしいという気持ちが前に出て、色々と注意しまくってしまいました。

先生としては反省で、混乱しないと良いけど…とすこし危惧していたのですが、前日の注意点を見事にクリアーして、安定した演奏をしてくれて、聴いていて安心すると同時に感心しました。
じゃあ普段もっと出来るってことじゃん！！とか思ってしまったけど(笑)

あと、話は変わるのだけど、
彼女はピアノを弾いたあとに側転をしたくなるという謎の習性があるらしく、それを前日のレッスンで告白されて「あ！だからいつもレッスンの後ソファの縁に掴まってばたばたしてたの！！」となったのですが、
昨日も本番後に側転がしたくなったみたいで、ロビーで軽く手を広げてゆらゆらして他の保護者に激突してました(笑)

恥ずかしいし、迷惑だからやめなさい🤣🤣🤣
とりあえず、楽しそうで良かったです(笑)

全体の感想

私は途中で帰ったので、全員ではなく、２グループ分の演奏を聴きました。

全体的には、「みんな同じくらい上手だな…」という印象でした。
この中で勝敗が分かれるんだから、結構残酷だし、本当にちょっとした違いだったり、運もあると思います。

審査員の先生それぞれに音楽の好みや考え方も違って、それぞれに審査基準があるだろうけど、基本的なことは大体共通認識としてあるので、基礎をどれだけ押さえているかっていうのが一つのポイントなのかなーと思いました。

基礎的なポイントというものがいくつかあって、それらが当たり前に出来ること、
それに加えて表現力だったり、歌い方、センスなんかが入ってくるのかな。

とにかく、PTNAに出場している子達の演奏は、高い完成度が要求されているだけあって、仕上がりが皆さん素晴らしいですね。
私の生徒さんも、PTNAを受験したことで刺激を受けて、ピアノに対する姿勢も変わったし、確実に力が着いてきたな、と感じます。受けて良かったな。

余談ですが…

本選だからみんな上手なんだけど、やっぱり人間だから失敗することもあります。

でも、自分で「失敗したな」と思っても、その先素晴らしく演奏することを頑張って、諦めずに演奏を続けてほしい。

演奏で事故っちゃって、あと一曲を残して、椅子から降りて走り去った出場者がいました。
結局、舞台袖でお母さんに説得されて、真っ赤な顔でくしゃくしゃに泣きながら、再度出てきてもう一曲立派に弾いたけど、その姿を見ながらもらい泣きしてしまった。。。（たぶん周りの席のひとたちは「えー、この人泣いてるやん…！」って引いたと思う。笑）
頑張れ！！！！！と思って、誰よりも大きく拍手してしまいました。

きっとこの日のために頑張って練習してきたんだよね。
でも皆上手だし、会場に来ただけで妙な緊張感があるし。
間違えないで上手く弾けるかな…とか、すごくプレッシャーが掛かったんだと思う。

普通そうだよ！平気そうに見えるけど、みんなそうだよ！

まずこの年でピアノのコンクール、それもPTNAを受けるなんてすごいことだし、予選を勝ち抜いて本選に出る実力もあるんだから自信を失わないで欲しい。

あの子がピアノをこれからも続けてくれますように、と願わずにはいられませんでした。
帰りに是非声をかけてエールを送りたいと思ったんだけど、会えませんでした。
まあ、向こうとしても、泣きながら知らない女に声掛けられたら「何だこいつ」と思うだろうから、向こうのためには会わなくて良かったのかもしれない(笑)

見知らぬその子を思いながら、泣きながら帰宅しました。
いやー、まさかコンクールを聴きに行って、こんな気持ちで帰るなんて思わなかったなあ。皆、頑張った！