Yufu Blog

ピアニスト、伴奏者、ピアノ講師をしています。 桐朋→ Manhattan School of Music(NY)卒業

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ピアニスト・ピアノ講師の Yufu のブログです♪

2021 Books:41冊

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遅くなりましたが、あけましておめでとうございます*\(^o^)/*


今年初めての記事になるので、最初の投稿はご挨拶文の記事にしようなどと色々考えてはいたのですが、結果バタバタして作ることが出来ず。昨年のまとめ記事からのスタートになってしまいました/(^o^)\


こんな私ですが、今年もよろしくお願いいたします。



さて、2019年までは「英語多読本」と「日本語の本」を全部いっぺんに記録していたのですが、分かりづらかったので、今年も分けて記録することにします(๑⃙⃘◡̈๑⃙⃘)˖˚ ͙ෆ



1年を振り返って



昨年は、Kindle Unlimitedで出会った須賀しのぶさんの作品にハマった一年でした。

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2021年に私が読んだ本の著者上位10名。
ジャンルごちゃ混ぜのなか、唯一の邦人小説家が堂々一位に(笑)


『流血女神伝』シリーズ全27冊を読みきったのが、2021年の読書体験の中で大きい出来事でした。

上下巻に分かれているだけで「ちょっと嫌だな」と思ってしまう自分がこんな長い作品を読みきれるとは思っていなかったので自信をもらったし、歴史や宗教などにも、より興味を持てるようになった気がします。

須賀しのぶ作品と出会わせてくれたKindle Unlimitedありがとう🙏笑


2021年のおすすめ本

皆様お察しのことと思いますが、2021年のおすすめ本は須賀しのぶさん作品です。

須賀しのぶさんは、上智大学史学科のご出身だそうで、歴史物が得意であることが文章から伝わってきます。
創作物であっても歴史や地理、政治、宗教観などがきちんと構成されているので、文章は軽く読めるのにずっしりとした重厚な世界観が楽しめます。

須賀しのぶ『帝国の娘』


この本をKindle Unlimitedで読んだことからすべては始まりました。
『流血女神伝』シリーズ、第1作目。

ルトヴィア帝国の北公国ゼカロの山奥で、猟師の家の娘として暮らしていた少女・カリエ。

ある日、謎の青年エディアルドに誘拐されたカリエは、ゼカロ公の孫であり病に伏せるアルゼウス皇子の身代わりとなることを強制される。怒り絶望し反抗しながらも、過酷な運命を持ち前の明るさで乗り切ろうとするカリエ。しかし、それはカリエを待ち受ける運命の奔流の、始まりに過ぎなかった。

(Wikipediaより引用)

ある日突然さらわれた女の子が、自分とそっくりの皇子の身代わりになるという、王道ストーリーが好きな方には是非おすすめです!!

このシリーズ、一番最初の『帝国の娘』だけ「角川文庫」から改めて出ているのですが、これ以降は今のところ「コバルト文庫」のみの発売なのですよ。
少女小説は手に取りにくい人もいるだろうし、角川から全部出してくれたら、読者も増えるんじゃないかなと思います。

令和になってコミックスに

昨年から漫画の連載も始まりました。私はこちらも読んでます!笑

 

須賀しのぶ『帝冠の恋』


上記とタイトルが似ているのですが、まったく別の物語です。
私はこちらもKindle Unlimitedで読みました(^q^)

かつて「日没のない国」と謳われた神聖ローマ帝国だが、度重なる戦争で領土を失い、衰退しつつあった。オーストリアと名を変えた帝国を治めるハプスブルグ家の第三皇子に嫁いできた美しく聡明な王女ゾフィー。思い描く帝国の復興とは裏腹に、伝統と格式が重く彼女にのしかかる。しかし、ナポレオンの息子フランツとの出会いが…。変革の波が押し寄せる十九世紀の欧州を舞台に描く史劇。

(「BOOK」データベースより)


ハプスブルク家に嫁いだ聡明で美しいゾフィーと、ナポレオンの息子・フランツの恋物語。
ちなみにフランツはこの人です。イケメン…!


画像引用:ナポレオン2世 - Wikipedia

最高に面白くて一気に読みました。
フランツはイケメンで夢見がちな男の子なのですが、病弱で短命なんですよね。その儚さがまた良い。
「ロミオとジュリエット」然り、美男美女の許されざる恋愛のお話って、古くから親しまれる題材ですよね。
読んだあとに知ったのですが、NHKでオーディオドラマ化もされた作品だそうです。


こういう海外歴史物を読む時に混乱する要因の一つとして「名前がややこしい」というものがあります。

ゾフィーの夫の名前は「フランツ・カール」、ナポレオンの息子も「フランツ・カール」。
いや同じ名前やん!!となるわけなのですが、この作品では混乱せずにすらすらと読むことが出来ました。おすすめです( ^ω ^)

 

月ごとの記録


記事にしたものはリンクを貼っていますので、ご興味があればご覧ください(◍′◡‵◍)♡

4月

  • 原田マハ『キネマの神様 ディレクターズ・カット』
  • 花田菜々子『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』
  • 須賀しのぶ『帝国の娘』(上)(下)


レビュー記事はこちら

 

5月

  • 須賀しのぶ『砂の覇王』⑴-⑼
  • 須賀しのぶ『天気晴朗なれど波高し。』
  • 須賀しのぶ『天気晴朗なれど波高し。』⑵
  • 須賀しのぶ『女神の花嫁』(前編)(中編)(後編)


レビュー記事はこちら

 

6月

  • Marie『英語が身につく ちいさなノート術』
  • 須賀しのぶ『暗き神の鎖』(前編)(中編)(後編)
  • 須賀しのぶ『喪の女王』⑴


レビュー記事はこちら


7月

  • 須賀しのぶ『喪の女王』⑵-⑷
  • 工藤啓子『すぐわかる!4コマピアノ音楽史 ピアノの誕生〜古典派編』
  • 植松努『「どうせ無理」と思っている君へ』
  • 鹿嶋玲子『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』
  • 山本文緒『自転しながら公転する』


レビュー記事はこちら


8月

  • 近藤聡乃『ニューヨークで考え中』
  • ひのまどか『音楽家の伝記 はじめに読む1冊 バッハ』
  • 町田そのこ『52ヘルツのクジラたち』
  • 須賀しのぶ『喪の女王』⑸-⑹
  • あさひとわ『ねぼけノート 認知症はじめました』


レビュー記事はこちら


9月

  • 近藤聡乃『ニューヨークで考え中』⑵



10月

  • 須賀しのぶ『喪の女王』⑺



11月

  • ひのまどか『ハイドン 使い捨て作品と芸術作品』
  • 須賀しのぶ『喪の女王』⑻



12月

  • 須賀しのぶ『帝冠の恋』

 

さいごに

昨年はじめは引っ越しなどもあって全然読めなかったのですが、『流血女神伝』シリーズのおかげで、意外にも41冊と、前年の2倍ほど読んでいたようです。

この勢いで小野不由美さんの『十二国記』シリーズも読んでみようかなと思ったりもするのですが、読み出すとまたハマりそうな予感がするので、今はまだセーブしています(笑)


ではでは、また次の記事でお会いしましょう☺︎
ご覧いただき有難うございました♪



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