Yufu Blog

ピアニスト、伴奏者、ピアノ講師をしています。 桐朋→ Manhattan School of Music(NY)卒業

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ピアニスト・ピアノ講師の Yufu のブログです♪

秋の発表会の開催決定とおすすめバスティン曲集

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秋季発表会 開催決定!

私が講師として在籍している S&F Music Language School の秋の発表会の日程が決まりました!


今年は、10/28(土) 汐留ホールになったようです(*´ω`*)




この半年でみんなすごく上手になったので、その成果を披露してくれるのが、今からとっても楽しみです。


本番までのスケジュール

日程が決まったので、私の門下の皆さんは早速7月から発表会曲の練習を開始したいと思っています。*1


月ごとのイメージとしては、

  • 7月 譜読み。(8月初旬までには、すらすら弾けるようにする)
  • 8月 音楽的に弾けるように表現力を磨く。
  • 9月 音楽をさらに深めつつ、暗譜して弾けるようにする。
  • 10月 人前で弾くための練習。

というのが、理想かな。



特に小さいお子さんだと、きちんと大人がスケジューリングして見てあげないと、いつまでにどのくらいの出来になっていたらいいのか、イメージが出来ません。
本番の演奏を素晴らしいものにするためには、まず、演奏する本人が頑張って毎日練習すること
そして、おうちでの保護者の方のご協力も、とっても重要です!😳


これは本当にそう思うけれど、よく弾けるようになる生徒さんは、生徒さん本人だけじゃなく、保護者の方がおうちでよく見てくださっている(゚∀゚)
前回のレッスンで注意したポイントを次のレッスンまでにきちんと直してくださると、どんどん次のステップに進めます。大体そういう生徒さんの保護者の方は、レッスン中にメモを取ってくださっていて、おうちで改善して来てくださいます。有難い〜( *´꒳`*)💕

反対に「何故かあまり弾けるようになってこないな〜」という生徒さんは、「うちの子、練習しないんです〜^^」みたいな保護者さんだったりします。
自発性 待つのではなく 促して
一句詠めた(*゚▽゚*)笑



曲決め

そんなことで、今週が6月最後のレッスンの生徒さんも多く*2、7月のレッスンから始められるように、曲決めを開始しました。

私の場合、1人の生徒さんに3〜4曲の候補を出して、実際に弾いてみせてから、生徒さんのチョイスで1〜2曲選んでもらいます。


いろーんな曲集からその子に合いそうな曲をピックアップしているので、バラエティに富んだプログラムをサジェストしてあげていると自負しているのですが(笑)、
今回は何故かみんな、バスティンの曲を選ぶ確率が多い!!

■バスティンメソードとは
ピアノの演奏技術を身につけるだけではなく、音楽のあらゆる分野を学習しながら幅広い音楽体験がなされるように構成された学習法で、1970年代にアメリカのジェーン&ジェームス・バスティン夫妻により、創始・開発されました。

■バスティン一家について
ジェーン女史は、カリフォルニアにピアノ教室を開設し、夫君ジェームス氏と共に、指導上必要な曲を生徒のために次々と作曲し、200種類以上に及ぶピアノテキストを出版。バスティン・メソードは1963年からチョス社より世界中で出版され、今では14ヶ国語に翻訳されている。バスティン門下生からは、全米コンクール第1位入賞者をはじめとして、オーケストラとの協奏曲共演者や音楽大学で教鞭を執る者など、優秀なピアニストを数多く輩出している。
「ピアノ指導者としての醍醐味は、音楽を通して、一人一人の個人と関われること。才能は無くても音楽好きな生徒を育てること。生徒の才能を発掘し、引き出すこと。」というバスティン先生の独自の教育法は、週に60人の生徒と関わる中で、今なお健在である。 これまでのジェーン女史とジェームス氏の音楽と音楽教育に対する多大な貢献に対して、1999年に全米音楽指導者協会(MTNA)よりMTNA Lifetime Achievement Awardが授与された。
入門から上級まで使えるピアノメソード | バスティン・ピアノメソード | 東音企画 *3


中には、バスティンから2曲選んだ子もいます。
普段は私も、同じ作曲家からは1曲しかサジェストしないんだけどね。笑

バスティンの曲は、面白いけど逸脱していないというか、コンクールで使われるだけあって、正統派路線なんだよね。真面目系。*4
その子にサジェストした他の2曲はそれぞれ別の作曲家の曲で、歌をつけて弾いたりして割とノリノリにパフォームしたんだけど、響かなかったみたい(笑)

大体正統派な曲よりも、ちょっとオシャレ系だったり、面白い曲を選ぶ子がほとんどで、私自身もいつも「こっちを選ぶかな」って予想している曲が生徒さんの好みに当たるので、その子のチョイスは私にとっては意外でした。正統派から2曲。お母さまも「さっきの曲(ジャズのコードで)格好良かったけどそっちにするの?」と念押ししてたけど。笑


「自身で決めた曲のほうが、『自分で選曲した!』という気持ちと、愛着を持って練習に向かうはず」という考えなので、あらかじめ曲を決めて問答無用で渡すよりいくつかの曲をサジェストしてあげたいと思うのですが、後から考えたら「もしかして楽譜の絵で選んじゃった?笑」と、今回はちょっと反省。*5
今までの生徒さんは、みんな聴いた印象で選んでたからなあ。笑



おすすめバスティン曲集

バスティン先生のお気に入り

バスティンって、本がたくさん出てるけど、私は子どものときから『バスティン先生のお気に入り』シリーズが好きです。
良い曲が多いよ。表紙もカラフルで可愛くて好き。
お気に入りシリーズは、コンサートピースとして使えると思います。

左手が伴奏形の曲に弾き慣れてきたビギナーピアニストさんはレベル3以上が良いかな。
左手と右手がばらばらに動くので、大分両手弾きが慣れてきた頃のレベルの方には、とてもオススメ。


ピアノベーシックス

もっと短い曲が良い人は、『ピアノベーシックス』
レベル1の曲集は、全部1ページ以内の曲です。カラーのイラスト付き。
ただ、ドミソなどの三和音などが結構出てくるので、和音が押さえられるかどうかというところが問題点。小学生以上のビギナーピアニストさんには何ら問題ないと思いますが。笑
楽譜面は簡単そうに見えるけれど、三和音だったり、左手にメロディーが出てきたり、右手はレガートだけど左手はスタッカートなど、「レベル1」という位置付けにしては「超簡単♪」というレベルではないです。
こっちは、いかにも「教本」という感じの内容と曲なので、普段のレッスンにバスティンを取り入れるとしたらこの本が良さそう。私はバスティンはレッスンではあまりやらないのですが、普段のレッスンでの持ち曲として、発表会曲として、その子のレベルに合いそうなものがある場合は使用します。



さいごに

かなり頑張っていろんな本を引っ張り出して曲選びしたにも関わらず、現時点で生徒さんから選曲された曲をリストアップしてみると意外とバスティンばっかりで「なんだかバスティンしか知らないバスティン大好き先生」みたいになっちゃったな〜…と思ってしまった。

いや、気に入ったならいいんですけどね!私も好きな曲をあげてるから異論なしなんだけどね!笑


来週が今月最後のレッスンの生徒さんたちもいるので曲選びもまだまだこれからだけれど、また新たな目標に向けて皆さんが一層飛躍してくれると、先生としても嬉しいなと思います( *´꒳`*)🌸

明日は流山ステップ! 素敵な演奏に出会えるのがとっても楽しみです(*´ω`*)
PTNA流山ステップのお知らせ - Yufu Blog




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*1:先生ごとにスケジュールや曲決めの仕方は違います。これはあくまでも私の考えに基づいた方法です。

*2:スケジュールの関係だったり、月2回レッスンの生徒さんもいらっしゃるので。

*3:引用するために左記サイトを見ていたら「バスティン先生は30分のレッスンで短い曲を15曲以上弾かせます」と書いてあって、結構衝撃でした。めっちゃ詰め込み式。さすがアメリカ…(笑)

*4:あえて太字で言わないスタイル。笑

*5:4月から入会してくれた生徒さんなので、今回が初めて私と一緒に決める発表会曲。