Yufu Blog

ピアニスト、伴奏者、ピアノ講師をしています。 桐朋→ Manhattan School of Music(NY)卒業

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ピアニスト・ピアノ講師の Yufu のブログです♪

ピアノ補助ペダルの選び方&オススメ紹介

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お子さんのピアノ演奏時に足がぷらぷらとしないように、欠かせないのが補助ペダル&足台の存在。


コンクールやステップの際に持参しなくてはならない場合もあり、「どれを買えばいいですか!?」と聞かれることも多いので、今回はおすすめの補助ペダルをご紹介したいと思います꒰◍'౪`◍꒱۶*.+`




2タイプのペダル

基本的に補助ペダルには、「ペダルと足台が一体になったもの」「ペダルと足台がそれぞれ分かれているもの」の二つがあります。

特徴としては、一体型は高さが高く、使える期間としては、機種によりますが大体身長130cmくらいまで(小学校低学年頃)。重さが重いので、持ち運びは少し大変です。

分離型は台の高さが一体型と比べて低いものが多く、小学校高学年まで長く使えます。重さも軽いので、持ち運びにも有難いです。

選び方

選び方としては、一番重要なのは「高さ」です。

ペダルを踏む際は、かかとを床に付けて爪先で踏むので、ぴったりと足がつく高さのものを選んでみてください。

実際に店舗に行ける場合はいいですが、ネットで購入するときは、おうちでピアノ椅子に座って足元に箱を置いてみたり、本を重ねてみたりして、ぴったりとくる高さを事前に測ってみてください。

このとき、椅子の高さは実際に弾くときの高さにしてください。鍵盤に手を置いたときに、肘までがまっすぐになるくらいが良い位置です◎

座る位置は、椅子の半分より手前に座るように心がけてください。
太ももがぺったり椅子の座面に付いていると、深く腰掛けすぎです🙅‍♂️


お教室で使っている補助ペダル

お教室で使用しているペダルをご紹介します。
私のレッスンに来てくださっている生徒さんは、使い慣れているので、同じものを買ってみてもいいかもしれません。

一体型、分離型、どちらもあります◡̈⃝︎

幼稚園生・小学校低学年にオススメ!「SP-D」

身長の低いお子さんにオススメです💁‍♀️


ペダルと足台が一体になった補助ペダルで、3本ペダルのピアノであれば、グランドピアノ・アップライトピアノのどちらにも設置できます。

メリット・デメリット

メリット
• 8段階の高さ調節可
• レバー調整なので回転式よりも高さが変えやすい
• フリーストップと違い、毎回同じ高さでぴったり止められる
• 高さが高いので小さい子でも足が届きやすい
• 補助ペダルの中ではお手頃価格

デメリット
• 持ち運びするには重い
• 力を入れて踏みまくると、どんどん前にずれる場合がある
• 「重くて踏みにくい」と言う人もいる
• ペダルを使わない曲の時も、面白がって無駄に踏みたがる人もいる

基本情報
足台の高さ 14〜24cm
14/15/16.5/18/19.5/21/22.5/24cmの8段階調節
重さ 7kg

三本ペダルであれば、アップライト、グランドピアノ共に設置可能です。

重量が結構あるので、車移動の人でないと、コンクールなどに持参するのは大変です。

使い方

とってもシンプルで、サイドに付いている丸いレバーを回して、ペダルの上に丸い板をポトンと落とすだけ。ペダルを踏まない場合は上部に収納しておけばOKです。

125cm以上に対応!「フィットペダル」

小学生にオススメです💁‍♀️

ピアノ補助ペダル フィットペダル&フィットボード アシストペダル 伊藤楽器

メリット・デメリット

メリット
• 持ち運びやすい重さ
• ペダルの高さが調節可能
• 足台はボードの組み合わせでお好みの高さに調節可能
• 足台・ペダル共に安定感がある
• 高学年になっても使える
• ペダルを使わない時は足台のみ使用できる

デメリット
• 伊藤楽器のみの取り扱い(Yahoo!ショッピングでも買えるようになりました)
• ペダル設置の際、きちんとネジを締めてあげないと演奏中にぐらぐらする
• 足台は積み重ねて高さ調節するので、アシストペダルに比べると持ち運ぶ際にかさばるかも?

銀座のヤマハ本店で「フィットペダルが欲しいのですが…」とお尋ねしたら、「そちらは伊藤楽器のみの取り扱いになります」と言われてしまったので、楽器店で買おうとされてる方は注意😱😱😱
本店に行けば何でもあるわけじゃないんだ!!(笑)

基本情報
足台の高さ 上ボード・下ボード:3.8cm
微調整:2cmボード
ペダルの高さ 4・7・10cmアタッチメントで調整
重さ 約2kg

ピアニストの根津栄子先生ご考案のペダル。


うちのお教室にあるフィットボードは1段3.5cm×4段で、最高14cm程度でした。古いタイプなので、今売ってるものとは違うのかなぁ。


色々あってどれを買えばいいか分からないという場合は、身長125cm/130cm/135cm用にセットがあるので、お子さんの身長に合ったものを買ってみたら良いです◡̈⃝︎

使い方

表の両側にあるポッチを裏の穴に噛ませるだけのシンプル構造( ◜◒◝ )♡
しっかりと重なっているので安定感があります。


130cm以上にオススメ!「アシストセット」

高学年にも使用できます💁‍♀️

「アシストペダル ASP-Ⅱ」「アシストハイツール ASH-V」「アシストスツール(足台)ASS-V」のセットです。足台はブラックとウォルナットの2色があり、どちらもオシャレ♡

メリット・デメリット

メリット
• 持ち運びが楽
• 高さ調節可能
• 足台・ペダル共に5段階の高さ調節
• 組み立て式で軽く、収納しやすい
• 高学年になっても使える
• ペダルを使わない時は足台のみ使用できる

デメリット
• 高さが低いので、ある程度の身長がないと足が届かない
• 組立式なので、足台の高さを変える場合、演奏前に組み立てる作業が必要
• ペダル設置の際、きちんとネジを締めてあげないと演奏中にぐらぐらする

基本情報
足台の高さ 2.7〜12.4cm
2.7/4.9/7.4/9.9/12.4cmの5段階調整
ペダルの高さ 4.5〜13.6cm
4.5/6.5/9/11.5/13.6cmの5段階調整
重さ ペダル:320g
足台:2.2kg

だいたい小3くらいからが使いやすいかなと個人的には思っていますが、身長があるのであれば、低学年でも使えます。

使い方


アシストスツールは、使い方が面白いです。
両サイドのパッチン錠を外し、上板を持ち上げると中に4つのコマが入っていて、これによって高さを調節します。


ペダルは、ネジで高さを変えられるので、本番前に家やレッスン室で練習して、事前に最適な高さに合わせておけばOKです(ෆ`꒳´ෆ)


その他の補助ペダル

ピティナ推奨「M-60」

ピティナが推奨している一体型のペダルです。

高さ 約13.5~25.5cm
重さ 6.4kg

高さが他の補助ペダルと比べて高いので、身長115cmくらいのお子さんも使用できます☺︎☺︎☺︎

SP-Dと違ってペダル設置面の手前にストッパーがあるので、演奏中に前に押し出されていく心配はないです。

ただ、やっぱり「一体型だと重くて踏めない」と言うお子さんも多いので、注意が必要です。おうちで毎日練習していたら、慣れてくるとは思います。

実際のペダルに近い「イージーペダル CA900」

これは私は使ったことがないのですが、見た目も踏み心地も、本物のペダルに近いようで気になっています。コンクールで使っている人も時々見かけます。


身長は135cmからが適当なので、大きめのお子さん向きです。
専用の足台「イージースツール CA800」は、高さ8cm。ネットでの評判は良い感じで、アシストペダルよりも安定すると言う人も…!


節約したい方の買い方…

私の生徒さんは、足台なしでペダルのみを買われる方も結構います。

理由は、足台のみ貸し出している会場も多いためです。以下のように、ペダルの付いていない足台です。足台があるかどうかは事前に会場や主催者に確認が必要です。要項や、参加の際に送られてくる案内(参加票など)に書いてあることが多いです。


足台を借りられる会場であれば、アシストペダルのみ持っていけば良いので荷物も少なくなります。

ただ、足台の高さも機種によってそれぞれ違うので、いざ会場に着いて「合わなかった~」ということがないように、足台とセットで購入して毎日同じもので練習したほうが確実です。


最後に

如何でしたでしょうか。


少しでもお役に立てれば光栄です。ご質問などありましたら、コメントやメッセージなどお待ちしております(ω´∀`ω)


ステージでのペダル設置のマナー等はこちらをご覧ください♪



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