Yufu Blog

ピアニスト、伴奏者、ピアノ講師をしています。 桐朋→ Manhattan School of Music(NY)卒業

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ピアニスト・ピアノ講師の Yufu のブログです♪

発表会やコンクールに使う楽譜の製本の方法〜6通りのやり方と使う道具

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3連休が終わった…!


如何お過ごしですか?
私は生徒さんから風邪が移ってしまい、微熱続きの連休でした(;O;)



だけど、なんとか全員分の発表会の候補曲が出せました。
今回は体調を崩していたせいもあってか、曲を選ぶのが大変でした。

今週、ようやく皆さんにお渡しします。
いよいよ3月に向けての練習が始まりますね。門下生の皆さんは楽しみにしていてください!



そんなこんなで、今回は意外と記事にしていなかった製本についてのまとめです♪



楽譜の製本って?

発表会用の楽譜はコピーでお渡しすることが多いです。

紙っぺらのままだとぐしゃぐしゃになってしまったり、レッスン室の空調で譜面台から飛んでしまったりするので、私は絶対に厚紙などに貼ってきてもらうようにお願いしています。

2枚以上ある楽譜だと、バラバラになって失くしやすいというのも、製本してもらう理由のひとつです。

「ポケット式ファイルじゃだめなんですか?」って方もいらっしゃるんだけど、悪いけど私はこれが本当~~に嫌なの(笑)

何故かというと、理由は2つあって、1つは
書き込みするときにいちいちポケットから出さないといけないんですね。これが面倒くさい!


で、結局ぐしゃぐしゃになる!
出したり引っ込めたりしてたら、絶対にぐしゃぐしゃになるでしょう。

ぐしゃぐしゃになるだけじゃなく、私もポケットから出す度にフラストレーションが溜まります。長い曲だったら尚更、「これ私、あと何枚取り出せばいいんですか!」ってなってしまう(笑)


2つめの理由は、照明に反射してしまって見えづらいときがあります。
そのために姿勢が悪くなることもあるので、おすすめしません。


以上の理由により、どんなに便利でも、私の門下生の皆さんは楽譜の製本にポケット式ファイルを使わないでください(笑)



枚数が少ない場合(幼稚園〜小学生)

画用紙や工作用紙などの厚紙に貼る

「厚紙に貼ってきてください」とお伝えしているので、私の門下生はこのタイプが多いです。


画用紙は文房具屋さんや東急ハンズなどで1枚から買えますし、分厚めの紙であれば、基本的に何でもOK。*1


また、色画用紙を使って、自分の好きな色でオリジナリティを出している人もいます☺︎♪

「もっとしっかりした紙で作りたい」という人は、A3の工作用紙に見開きで貼り付けるのも手。


私も子どものころ、工作用紙に貼ってました。紙がしっかりしていて、なかなかへたらないです。
かさばるけど、工作用紙は折らないでそのまま使うのがオススメ。よって持ち運び用には不向き。


枚数が多い場合

1. スケッチブックに貼る(幼稚園〜小学生)

キッズピアニストの中で主流なのは、A4サイズのスケッチブックに貼る形だと思う。コンクールでもよく見かけます。

リングタイプだと開きやすいし、楽譜もちゃんと収まる。
4枚程度のページの場合は、めくらなくて済むように見開きにしたいけど、紙を繋げれば、見開きで作れないこともない。


デメリットは、必要以上にページがあるので、持ち運びの時にかさばること。


それでもOKな方は、この方法が向いています。
自分がやった曲をストック出来るので、曲が貯まっていくと嬉しくなります(^ω^三^ω^)


2. A4クリアホルダーに貼る

私自身は、小学校の中・高学年のときは、ずっとこの方法で製本してました。

A4のクリアホルダーの底辺をバッと裂いて(もしくはハサミでカット)、中にコピー譜を両面テープで貼りつけます。(マステやセロハンテープでも可)
作業の際はケガをしないよう注意してください。

枚数が多くても、蛇腹式にすれば見開きに、どんどん貼り足していけば本の形に製本できます。本の形にするなら、一つのホルダーに最大4枚まで貼れます♪

コピー譜はホルダーにちょうど収まるサイズなので、内面に貼って閉じておけば、カバンに入れてもぐしゃぐしゃにならないです。普通にクリアホルダーに入れている感覚ですね。

表紙にシールを貼って、タイトルや作曲者名を書いても可愛いです(*´ω`*)


3. ファイリングする

便利なもので、上下バンド式で閉じられるファイルもあります。これ、発売されたとき感動したなぁ…!笑

なんといっても「まとめるのが楽」「ファイルに閉じたまま書込みができる」「照明に反射しない」と三拍子揃っているのが素晴らしい。

ただ、これだと見開きに出来ないのがデメリットなのよねえ…と思っていたら、4ページまで見開きできるものもあります。

これ、私も買ってみたんだけど、譜面台に乗り切らないページも自立して立っててくれて、とても良いです。
伴奏の本番なんかにとても重宝していて、個人的にオススメ商品です◎


4. テープで貼り合わせる

ソナタなど、ページ数が多い曲になったら、コピー譜のままテープで貼りつけるのが良いでしょう。音高・音大生がいつも行っているのはこの方法。

本タイプにしてもいいけど、蛇腹式にすると、譜めくりの回数が減ります。お好みで。

貼るときは失敗しても貼り替えがきいて、折り曲げやすい紙、または不識布のサージカルテープがおすすめ。*2
湿布やガーゼなどを固定するときに使う医療用のテープです。


マスキングテープでもOK。
目立ちにくい白マステがおすすめですが、柄のあるもので貼る場合は、前に貼ると弾いているときに結構気になるので、裏側から貼ると良いですよ♪ :)

セロテープで貼るのは、

  • 貼り直しが出来ない
  • 折れ曲がりにくい(ごわごわになる)
  • 経年劣化する
  • 紙のしなりが悪く、譜めくりしにくい

などの理由から、オススメしません。


番外編:両面コピーですっきりまとめる

時々友人に「それどうやったの!?」と聞かれるのですが、本の形にする場合は、楽譜を印刷する際に両面コピーにすれば、すっきりと収まって楽ですよ。


背の部分にマスキングテープを巻けば、たくさんコピー譜があっても、何の曲か自分でわかりやすくなるし、何よりかわいい。

私の製本技術が見事なので、売っているものと勘違いされたこともありました。ふははは👏( ˆ̑‵̮ˆ̑ )笑


まとめ

たくさんご紹介しましたが、如何だったでしょうか?

発表会やコンクールで使う楽譜は、何か月も使用するので、ぐしゃぐしゃになったり、失くすのを防げれば、どんな方法で製本しても構いません。

製本すると、色画用紙に貼っただけでも、なんだか愛着がわきます。皆さんの音楽ライフが楽しくなりますように!

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*1:今までには、ダンボールを切って貼ってきた人もいます(笑)

*2:プラスチックタイプだと折り曲げにくいので、おすすめしません、失敗した経験あり。