Yufu Blog

ピアニスト、伴奏者、ピアノ講師をしています。 桐朋→ Manhattan School of Music(NY)卒業

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ピアニスト・ピアノ講師の Yufu のブログです♪

8月の読了本:4冊🐳

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遅ればせながら先月の読書記録です☺︎!!

先月の読了本は4冊でした♪



読了本一覧

ひのまどか『音楽家の伝記 はじめに読む1冊 バッハ』

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ずっと読みたかったシリーズ。
10歳から読めて、大人にも本物の感動を。」がコンセプトです。表紙がお洒落なのよね。


曲目解説の欄にはQRコードがついていて、naxosで視聴出来るようになっていて、すごく今時な本だな…!と驚きました。

今までこのような「子供向けの伝記」というものは、生まれてから死ぬまでを大まかに描いている本だと思っていたのですが、この本は主に「ライプツィヒ時代」に的を絞って書いてくださっている*1ので、内容も濃く、分かりやすかったです。

あのバッハでも、厄介な上司相手に苦労してたんだなぁ…という事実は、親近感を抱けました。嫌な奴はいつの時代にもいるもんだ。
バッハが公明正大な性格で苦労したってのは、なんだかわかる気がした。

バッハが死んだ後、子供達や妻マグダレーナの行く末まで書いてありましたが、あまりにも悲惨でショックでした。マグダレーナが、貧困で苦しんで亡くなったなんて。
バッハ一族は、沢山いたのに何とかならなかったのでしょうか。息子たちも、どうにかしてお母さんを助けてあげられなかったのかしら…?(´;ω;`)

 

町田そのこ『52ヘルツのクジラたち』

「わたしは、あんたの誰にも届かない52ヘルツの声を聴くよ」
自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年。
孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会う時、新たな魂の物語が生まれる。
注目作家・町田そのこの初長編作品!

2021年本屋大賞受賞作品。

初読み作家さん。
事前知識無しに読んだけど、読みやすい文体で一気読みでした。本屋大賞も納得。

優しい話で、私は好きでした。小倉も馴染みのある場所だし。
虐待」という重いテーマですが、そんなに暗くなりすぎずにサクッと読めました。

「52ヘルツのクジラ」の話も素敵。
主人公の貴瑚は自身も虐待を受けた経験が有り、自分の経験を誰かへの優しさに繋げていけるのは、とても素敵だなと感じました。優しさで世界が回ると良い。

虐待を受けている子を守ろうとするという点では、坂元裕二監督のドラマ『mother』を思い出しました。
LGBTQも出てきて、時事問題を入れ込んだ印象。

 

須賀しのぶ『喪の女王』⑤-⑥ (流血女神伝シリーズ)

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第5巻の表紙格好いいぃぃ!!侍かよ!!

「流血女神伝」の最後のシリーズ。
今回は(も?)なんかやたら時間かけて読んでしまいました。
ドーンとグラーシカが辛い…。なんとか幸せを掴んで欲しいなあ。

エディアルドはやっぱ格好いいです。でもどんどん親バカになっていくので笑えるし、微笑ましい(^q^)

第6巻に入ると、だんだん物語が「政治」から「神話」になってきた印象。

 

さいごに

8月は《今年話題》の本、《音楽》の本、《読みたい》本と、良いバランスで読めました◎


ちなみに、月に1冊くらいは「音楽」に纏わる本を読んでおきたいなと思って、今回はバッハの伝記を選びました。

はじめに読む一冊」シリーズ、やはり期待通り面白いです。
これはまた違う本も読んでみようかなと思います。大人にも子供にもオススメ☺︎♡


ちなみに9月は、ワクチン接種をした影響もあり、まったく日本語の本を読めていない*2ので期待しないでくださいil||li(つд-。)il||li 笑

それでは、ここまで読んでくださり有難うございました♫

▼7月の読書記録はこちら


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*1:二番目の妻であるアンナ・マグダレーナと子供たちと一緒にライプツィヒに引越す場面から始まる

*2:本当に何もする気にならないし、腕のダメージが酷すぎました…苦笑