Yufu Blog

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ピアニスト、伴奏者、ピアノ講師をしています。 桐朋→ Manhattan School of Music(NY)卒業

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ピアニスト・伴奏者・ピアノ講師の芦谷ゆふのブログです♪

4月 読んだ本:3冊

しばらく読書本をまとめていなかったので、今更な感じですが、四月に読んだ本のまとめです。
冊数が少ないので、割と詳しく書いているつもりです꒰◍'౪`◍꒱۶✧˖°





苫野一徳『勉強するのは何のため? 僕らの「答え」のつくり方』

著者のwikipedia:苫野一徳(とまの いっとく)さんは哲学者、教育学者。熊本大学教育学部准教授でいらっしゃいます。

哲学的なことがたくさん書いてあるけど、小〜高校生向けの本なのでわかりやすい文章で、さらさら読めるし、「トルストイは学校を作っていた」「ソクラテスは一文字も著作を残していない」など、明日誰かに披露したくなるような豆知識も盛りだくさんです(笑)

『一般化のワナ』『問い方のマジック』『自由の相互承認』と色々興味深い内容がありましたが、私がいちばん印象に残ったのは『問い方のマジック』という記述。

  • ある極限状況を説明したうえで「正しいか、正しくないか?」と問うことで、人の行為には、いついかなる時も絶対に正しい選択があるかのような錯覚に人を陥らせてしまう
  • 状況に応じて柔軟に行動するという発想を、えてしてわたしたちから奪ってしまう(p.35)

小学校のクラスなんかでも時々、真反対の意見を提示されて、各々どちらかに属して討論する、ということをやらされた記憶がありますが。あれ嫌いだったな(笑)
下野紘&梶裕貴のRadio Misty』の企画でも討論コーナーがありましたね。「黒髪vs茶髪」、「めがねvsコンタクト」とか。正直どっちでもいいよっていう内容ばっかりだったけど。あの人たち、根がぐだぐだだから、毎回討論がぐっちゃぐちゃになって、くだらなかった笑笑


討論の時間でなくても、日常でも、こういった質問の仕方っていうのはよくあるわけで。
身近な思い出を掘り起こすと、私は高校時代にジブリ映画のハウルの動く城』にどハマりしていた時期がありまして。
もう何度観たかわからないくらい観ましたね。

当時、あまりにも私がハウルの話ばかりするので、呆れた友人が「…ハウルって、そんないい映画だったっけ?」と、ぽつりと問うたのです。

これが恐らく、「問い方のマジック」だよね。
答えは「いい映画」もしくは「よくない映画」の二つに一つしかないように感じてしまう
私は、こういう質問のされ方が苦手で、答えに窮してしまったのです。こんなにハウルを愛しているというのに!
「あれ? 私って何でハウルがそんなに好きなんだっけ?」と心の中で一瞬考えて、「いい映画かどうかじゃなくて、ハウルというキャラクターが魅力的で、格好良くて、素敵なの!」と言い返せたとき、自分の中で、質問に惑わされずにちゃんと自分の感じていることを言葉にできた、という妙な達成感があったんです。


私の話が毎回しょーもなくて申し訳ないのですが、私はそういうことなのかな、と解釈しました。
え? 違うの? こういうことじゃないの?😂
まあ、今の例は確かに、討論の場の話ではなかったですけどね(笑)


苫野さんは、こう書いていらっしゃいます。

あちらもこちらもできるだけ納得できる第三のアイデアを考える(p.36)

…………👏( ˆ̑‵̮ˆ̑ )←無言の拍手


もうこれは、本当……
人生においてとても必要なスキルですよね。

揉め事が起こったときとかに、すごく必要になってくることだと思う。



全然関係ないけど、「第三のアイデア」というワードで、完全にあさのあつこさんの『NO.6』に出てくる「紫苑」というキャラクターを連想してしまいました…(  ゚,_ゝ゚)


NO.6』も、児童書だけど本当に面白いのでおすすめです。確か、一冊一時間くらいで読めるくらいのボリュームだったと思います。
アニメも良作でした。今なら新品ブルーレイがアマゾンで定価の半分以下で買えます。現時点で残り在庫1つみたいなので、欲しい方はお早めに( ˆ̑‵̮ˆ̑ )
楽天には中古でお安いのがいくつか出てる(*´ω`)



古川 昭夫, 宮下 いづみ『イギリスの小学校教科書で楽しく英語を学ぶ』

タイトルのイメージから、もっと難しい内容かと思っていたのだけれど、イギリスの約80%以上の小学校で採用されているORT(オックスフォード・リーディング・ツリー)という「国語」の教材の紹介でした。
Stage1〜7から、一話ずつ収録されています。CD付き。中もカラーです。
一話ずつが短いので気軽に読めるし、簡単な単語でも知らないイディオムがあって、勉強になりました(^q^)

この本は何が良いかというと、日本人が日本人のために日本語で詳しい解説をしてくれているところです。これって当たり前のようだけど、実はすごく重要なことです。海外に行ったら、英語がわからなくても、誰も助けてくれませんからね。いや、助けてはくれるけど、外国語で助けてくれるから結局自分が頑張らなくてはいけない。
最初から最後まで英語で読んだら「? フーン」と流してしまいがちですが、日本人による丁寧な解説なので、きちんと意味や用法を、日本人が躓きそうな観点から理解することが出来ます。有難い…(^q^)
英語多読をしてみようとする人なら、この本を見てから自分のレベルを測るのも良いかもしれないですね。そして、多読はやはり易しいものから始めると無理がなくていいかもしれない。

ひとつ注意すべき点としては、表紙に赤字で書いてある通り「イギリス」の教材であること。つまり、「イギリス英語」です。
アメリカ英語に親しんでいる人からすると、ちょっと違和感があったりするかもしれませんが、イギリスだとこういう言い方をするのね、と学べるし、いろんな英語に触れる良い機会かもしれません。

この本に書かれていることで「なるほどな」と思ったのは、日本人用に作られている英文は、所詮「日本人用の英語」であり、「生きた英語ではない」。=「文法的に正しいけど、使えない」 ということ。

本の中に面白い比較があったので、一部引用します。
グリム童話「白雪姫」の中にあるセリフです。

中学英語の授業で使われる英文例:
魔女: Mirror, mirror, mirror. Who is the most beautiful in the world?

Snow-White and the Seven Dwarfs の英文例:
Once she asked her mirror:
Mirror, mirror, on the wall,
Who is the fairest of us all?

和製英語の注意として

  1. 英語を母国語とする人たちが、同じ呼びかけを3回続けてすることは、原則的にありません。(Mirror, mirror, mirror とは言わない)
  2. Who is the fairest of us all? あるいは、 Who is the fairest in the world? は、いずれも一種の決まり文句で、英米人なら誰でも白雪姫からの引用だとわかるセリフです。しかし、Who is the most beautiful of all? と言ったのでは、白雪姫の引用だとは誰にも気付いてもらえないでしょう。

とのことでした。あんまり厳密に「生きた英語を!」と思い詰めすぎるのもよくないと思いますが、実際に英米の子供が使う教材で英語を学ぶのは、英語を身につけるための最短距離ではあるのかもしれません。



『アーブル美術館 大贋作展』

これは表紙を見た時点で、射抜かれて手に取ってしまった画集。
製作者は親子ユニットだそうで、ルーブル美術館に憧れている館長・藤原晶子さんと、その息子さん、娘さんの三人。
五感を感じる住まいのライフスタイル Culas+[暮らすプラス]|アーブル美術館

タイトルに『贋作』とあるように全て有名作品の模倣なのですが、どれも味があって可愛い。めろめろです!
ちなみにこの画集の解説は、会田誠さんと、製作御本人の藤原晶子さん。
2〜3月に展覧会もあったみたいで、もっと早くに知ってたら行ってみたかったなあ😫💕
贈り物にも喜ばれる、楽しい画集だと思います。
百聞は一見にしかずなので、とにかく中味を見てほしいです!! 是非いろんな人に知ってほしい😉✨



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