Yufu Blog

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ピアニスト、伴奏者、ピアノ講師をしています。 桐朋→ Manhattan School of Music(NY)卒業

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ピアニスト・伴奏者・ピアノ講師の芦谷ゆふのブログです♪

第11回ベーテン音楽コンクール 地区大会

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いよいよファイナル!
先週末は、ベーテン音楽コンクールの課題曲コース・地区大会(ファイナル)があり、去年ぶりにかつしかシンフォニーヒルズに行って参りました(・∀・)



私の生徒さんは一人、未就学児部門で参加。


地区大会という名前ではありますが、最終大会です。

予選→本選→地区大会(ファイナル)と、
ここまで厳しい戦いを乗り越えてきました。




彼は前回の本選で、緊張のあまり本来の自分の演奏が出来なかったこともあり、
「今回こそは金賞を取るぞ!」という熱意を持って、おうちでもお母さまと泣きながら練習したそうです。



真面目で辛抱強く頑張る子なので、私も熱心に指導しました。




演奏直前は、珍しくリラックスした様子だったので、
なるべくプレッシャーを与えないように気をつけながら
「堂々と弾いておいで❗️楽しんでね❗️」と送り出しました。






私は客席から聴きましたが、
やはりファイナルに向けて皆さん全力を出してきているな、という印象。




Sくんも、ミスもせず、姿勢も良く、
彼なりに頑張ってよく弾いたのですが、残念ながら入賞は叶いませんでした。



でも、緊張しいの彼が、
自分に打ち勝って、堂々と舞台で自分の演奏をしたことは、私はとても嬉しかったです。
そこは、彼の目標のひとつであったから。


トロフィーが取れず、悔しくてしばらく泣いてしまったみたいだけれど、その涙は一生懸命頑張った証です。
こんなに頑張った彼を、私は誇りに思います。


ピアノを始めて一年足らずでコンクールに出場し、毎日一生懸命練習してファイナルまで残って*1、本番という目標に迎えるようになったこと、自信にしていいです。


Sくんのお母さまも「母としては緊張を乗り越えて力を出せるようになってきたので良かったなと思います」と仰っていたのが、とても印象的でした。前向きで良かった!

Sくん、おつかれさま!また頑張ろうね!






こういうとき、小学生のときに某漫画で読んだ

「負けっていうのは
ダメっていうのにどこか似てて…
つい傷ついたりしちゃうかもしれないけど
一生懸命 がんばってること…
ちゃんとわかっているからね…!」

という台詞が、頭のなかを反芻します。



「漫画の台詞かよ!」と思われるかもしれませんが、
この台詞はある意味真理をついていると私は思います。


つまり、HTML「負け」=「ダメ」ではないんですね。



そう思ってしまいがちだけれど。

勿論、負けるときは何かしら原因はあるものですが、
かといって、「ダメ」なわけでは決してないんですよ。


だって現に出来るようになったことは沢山あるはず。
「頑張ることは誰にだって出来る」ことではない。

あなたには沢山いいところがあるはず。

今回で言えば、ファイナルまで残ってきたのがその証拠。



だから、負けたときに過度に自分を責めるのではなく、
自分を認めてあげることも、また必要です。


それで、これがまた難しいところなのですが、
反対に、HTML「勝ち」=「良い」とも限らないんです。



コンクールだと、
小数点以下のちょっとした点数の差だったり、
まったく同じ点数でも、審査員の話し合いの末、賞に入れる人と入れない人が出たりすることもあるので…
“結果”に関しては、かなりデリケートな問題があると思います。

特に未就学児は、曲が短くてシンプルな分、本当にちょっとした差だったりするんじゃないかな。



だったら誰にも文句言わせないくらい、飛び抜けて上手に弾いちゃえばいいんだけど。
そんなことが出来るのならば、最初から皆やりますからね(笑)





今回、地区大会を見に行って個人的にちょっと思ったことがあるとすれば、そういうことに関するちょっとした疑問でした。*2


私は、私なりの信念というものがそれなりにあって
演奏することへの想い、ステージでの振る舞い方など、
これまで色々な先生方に教えていただいて、それを信じていますので、
自分の生徒さん方には、出来る限りそれを伝授します。受け継ぎます。


私なりの練習方法だったり、早く譜読みする方法だったり、
本番直前の体のほぐし方や、言葉での気持ちの作りかた、
上手になる気持ちのあるひとには特に、
私が習ってきたこと、経験から自分で生み出したことを精一杯シェアします。*3



それらは、小さいうちだけでなく、大人になっても通用する方法なので、今のうちに身につけてくれれば大人になっても惑うことはないと思う。
長い目で見て意味のあることを、教えているつもりです。



何がその子のためになるのか――ということが
今回他の参加者さんを見て、自分がちょっと今回もやもやしたところでした。

私も私で、ちょっと悔しかったというところかな。



先月末に発表会が終わってから、
あわただしくも次の曲選び、PTNAステップに、ベーテンの課題曲コース・ファイナルと、立て続けに色々あったので、
いろいろと考えるところが多いこの頃です。


私なりに気持ちを入れ替えて、妥協せずに、生徒さんに伝えられることはどんどんレッスンでお伝えしていこうと思います。
あーーー、めっちゃ悔しい!!笑



ピアノって(ピアノに限らず、人生全部そうだけれど)、
「楽しい」だけじゃなく、「苦しい」「悔しい」など、色々あるものですよ。

でも、「苦しい」「悔しい」の先に、また新しい「楽しい」も待ってると思う。

「人生、なにごとも、そうすいすいとは運ばない。でもだからって、あきらめることはない。だれだって、その気になれば、びっくりするようなこと、やってのけたりするんだよ。一度っきりの人生だ。めいっぱい使わなくっちゃ」

―――ルイス・サッカー著・幸田敦子訳『穴 HOLES

生徒さんだけでなく、私自身も、色々なところから刺激を受けて、切磋琢磨していきませう。



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*1:しかも、電子ピアノでの練習でファイナルまで進出できた!

*2:表彰式には参加しなかったので、私は誰が賞に入ったかはわかりませんが。

*3:「教える」なんて立派なものではないような気がするので、ここではあえて「シェア」という言葉を使います。