Yufu Blog

ピアニスト、伴奏者、ピアノ講師をしています。 桐朋→ Manhattan School of Music(NY)卒業

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ピアニスト・ピアノ講師の Yufu のブログです♪

【スターツおおたかの森ホール】ドゥヴァイヨン氏&村田理香子さんのピアノデュオ【オープニングコンサート vol.2】


元号も「令和」に変わり、新たな時代に突入しましたね!

お久しぶりです、私です。


ちなみに写真は、元号発表のときに撮った、満開の桜。綺麗だったなぁ(*´ω`*)💖



さてさて、GW中にコンサートに行ったので、今回はそれについてレポートしたいと思います。


パスカル・ドゥヴァイヨン氏&村田理夏子さんのピアノ・デュオコンサート


GWは、4月にオープンしたばかりのホール・スターツおおたかの森ホールに、コンサートを聴きに行きました。


ドゥヴァイヨン氏といえば、私の母校である桐朋で特任教授をなさっているので、実は内覧会でフライヤーを拝見したときから、このコンサートが気になっていました❤️

ドゥヴァイヨン氏著・村田理夏子さん訳で、いくつか御本も出版されているお二人です。

どうやらお二人は昨年から流山市に拠点を移されたそうです。指導されているベルリン芸大まで遠いけど、いいのかしら?!(笑)


プログラム

動く人々をプログラムで隠しつつ撮影したのでぶれぶれ(笑)

  • バッハ:2台ピアノのための協奏曲 ハ短調 第一楽章(with SFS合奏団)
  • インファンテ:3つのアンダルシア舞曲 (2台ピアノ)
  • ガーシュウィン:ラプソディー・イン・ブルー (連弾)


〜 休憩 〜

  • モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク(SFS合奏団)
  • ルトスワフスキ:パガニーニの主題による変奏曲(2台ピアノ)
  • シャブリエ:狂詩曲「スペイン」(2台ピアノ)
  • ラヴェル:ラ・ヴァルス(2台ピアノ)



流山の子どもたちのオケ、SFS合奏団と一緒に。
新しいホールのオープニングコンサートということで、地元ならではの音楽会をと企画されたのだな、と感じます。


曲目は、バラエティ豊かになるよう、色々なキャラクターを味わえる楽しいプログラムを企画されたそうです。
おもてなしの心をたっぷりと感じる演奏会です🤲❤️



演奏は、お二人の息がぴったりと揃っていて素晴らしかったです。
なかなかここまで合うのは難しい。。。



トークではドゥヴァイヨン氏がフランス語でお話されることを理夏子さんが訳す形で進んだのですが、音楽が分からない人のために丁寧に説明を添えてくださって、わかりやすい!
和やかで、でも教授然とされたドゥヴァイヨン氏と、サバサバとして聡明な理夏子さんが素敵でした。


そして、何はなくともドゥヴァイヨン氏の音色の色彩の豊かさ!
ピアノの魅力を存分に引き出してくださっていて、まさにオープニングイベントとして相応しい演奏で、圧巻でした。



聴きに行って良かったなぁ(*´ω`*)



アンコールもたっぷり弾いてくださって、盛りだくさんなコンサートでした。


たっぷりのプログラムにお疲れになったようで、最後の最後にドゥヴァイヨン氏から発せられたこの日初めての日本語が「さいご。年をとった」でした(笑)


でも、最後の最後まで全力で弾いてくださるので、聴いていてとてもノリが良く、楽しかったです!


さいごに

とっても盛りだくさんな大満足のコンサートでした。


ちなみにですが、案内を見ていましたら、
今後もスターツおおたかの森ホールのオープニングコンサートは続いていくようで、来年2月にはメディアでも大活躍中の我らが先輩、あのTSUKEMENも来るそうですよ…!笑


今回のコンサートもたくさんお客さんが入っていたし(それも普段クラシックコンサートに来ないような人々が大勢!)、こうやってクラシック音楽だけでなく、音楽そのものが生活として身近なものになって、コンサートももっと気軽に足を運んでもらえるものになれば、嬉しいですね。


私も音楽に携わる者として、もっと色々考えていけたら、と刺激を頂けました。




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楽譜には自分で分かるように書き込みしてみよう、という話。


生徒さんが某音楽大学附属の中学校に合格しました。
おめでとうございます*\(^^)/*

さて、話は変わって小学生のレッスンのお話。


毎回同じことを注意しているのに、なかなか改善されない生徒さんがおりました。

これはどうしたものか……(゚o゚;;



一回通して演奏したあと、注意する前に「自分ではどうだった?」と問いかけてみたところ、

反省点が出るわ出るわ…


こちらの想像以上に、冷静に反省していて、びっくり。
しかも的確に分析できている。





「なんだ、自分でそんなに色々思ってたの!? じゃあ良かったところは?」

生徒
ない!!!




どうやら欠点ばかりにとらわれているようでした。


そこで、良いところと出来なかったところを出し合って、頭のなかを整理。






注意するポイントは、私は今まで楽譜に書き尽くしていたので、「今日は自分で、自分の分かるように書いて」とペンを渡したところ、意気揚々と何か書き始めました。




「何て書いてるの?」

生徒
「くふふ、"Zzz..." って書いたの(笑)」


「寝るのか!(笑)」





それが終わったら、なんと楽譜に絵を描き始めた!





「ちょっと! 注意を書いてって言ったのであって、落書きしてくださいとは言ってませんけど?!」

生徒
「おじさん描いたーwww こっちにも描く!」


「おじさんはやめなさい!!www」




注意書きは大分独特になったけど、自分で書き込みしたあと、そこに気をつけてもう一度弾いてみたところ、





全部直った。





今までの苦労は何だったんだ………!?!?!?!?




「おじさんすごいじゃん!!!!✨✨✨」

生徒
「僕はおじさんじゃないww」




こんなにすぐに直るんなら最初から自分で全部書かせておけば良かった!! と思ったのでした。


結局、どうしたら自分の頭を使うようになり、頭と体が連動していくのか、ということなのかなぁ、と、こちらも勉強になりました(笑)



そして、数日後。



ピアノ講師の母に、私が子供の頃使っていた楽譜を貸したときのことでした。




「ちょっと!あなたの書き込みが多すぎて、生徒さんに見せられないんだけど!www」


「そんなに何か書き込んでた……?」


タロジロ南極物語って何やねん


 しかも挿絵まであるんですけど」



ゲーーーッ、自分が生徒さんに「落書きするな」とか言ったくせに、自分も子供の頃に絵描いてた🤣🤣🤣



しかも恐ろしいことに、「タロジロ南極物語」に関してはうっすらと記憶がある………!(笑)






「これは何?」


「恐らくこれは…………このメロディーを「やだ」のイメージで弾いていたのかと…………。首振ってるし…………」



「『あとふく』とはどういう意味?」


「ヒィィ、やめてぇぇぇ
もう何も聞かないでぇぇぇぇぇ」




結論:
挿絵は誰もが通る道だった。




そんなことないだろーとは思うけど(笑)



その頃、芸大の助教授(当時)の先生に師事していたのだけれど、私は楽譜を練習用/先生に見せる用の2つに分けていて、練習用の楽譜には好き放題書いていたのよね。


あるとき、練習用の楽譜を作っていないときがあって、本に直接書き込みしたんだけど、レッスン前に消そうと思って忘れたことがあって。


それでも普段は暗譜だから、そんなに楽譜を見られないし、時々、暗譜や音を間違えると「あなた!!」と注意されて、書き込みされていたくらいでした。


そのときも演奏中に「あなた!!」と近寄ってこられて、先生が楽譜を開かれたあと、いつもなら「ここ違うわよ」とか「あら合ってたわ、続けて」とか仰るのに、その日だけ「ぶふっ」と吹き出されてからしーんとなって。

何かと思ったら、先程の楽譜に書いていたような落書きめいた注意書きを消してなかったのよね。



いやもーーーこのときすごい恥ずかしかった。

先生は、笑いを堪えるように口元を押さえながら、ページをめくって他の書き込みも見ていらっしゃった。ギエェェェェ



普段マジメな芸大生ばかり相手にしている先生のところに、我ながらこんなバカみたいな楽譜をよくのこのこと持っていったよね……

きっと平和な演奏をしていたに違いない(笑)




まあ、でも私自身も子どもの頃はこんな意味不明な書き込みをしていたということで、
生徒さんたちも、練習の際に「こんな風に弾きたい」「ここに気をつけたい」など、感じたことをどんどん自分で書き込みしてみたらいいのになぁ〜!と思ったのでした🙋‍♀️💮




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